
ある日気が付いたら爪が割れていた!ということはありませんか?
指先はさりげなく人からよく見られている部分。
ボロボロだったり荒れていると恥ずかしいですよね。
- 爪がよく割れる
- 薄くて柔らかい
- 二枚爪になってしまう・・・
それはもしかしたら爪に必要な栄養が足りていないからかもしれません。
自分に足りない栄養素をチェックして、健康な爪を取り戻しましょう!
目次
爪は体の栄養状態のバロメーター
爪は第二の皮膚という別名があるほど、爪の形や色などでその人の身体の栄養状態を見ることが出来るといわれています。
というのも、爪は身体の一番末端にある部位なので身体の栄養状態が不十分だと栄養素がいきわたらないことがあり、食生活の偏りや体調不良など体の不具合が目に見えて現れるようになるからです。
爪が割れやすい、色が濁っている、変形しているなどの爪の異常がある場合は身体からのSOSのサインです。
症状別に不足している栄養素を確認して、食生活を見直しましょう。
【爪の症状別】体の栄養状態
爪が薄い・すぐ割れる
爪が全体的に薄く、乾燥気味で割れやすい場合は「ビタミンA」と「カルシウム」が不足しているサインです。
これ以上割れが進まないようにする対処方法は、今生えている爪は普段からハンドクリームなどで保湿をし、薄い場合にはハードナーで強化します。
そして、これから生えてくる爪を健康な状態にするために不足しているビタミンAとカルシウムを意識的に摂取するようにしましょう。
カルシウムをとる時に一緒にビタミンDを含む食べ物を摂ると吸収効率がアップしますよ。
二枚爪になる
爪は三層構造になっていて、上の二層のどちらかがめくり上がると二枚爪が起こります。
二枚爪の乾燥が主な原因です。「ビタミンA」と「カルシウム」を中心に栄養を摂りましょう。
二枚爪のもう一つの原因として、ネイルのやり過ぎやネイルリムーバーの使用による乾燥という場合もあります。
普段からネイルをし続けている人は健康な爪に入れ替わるまで一度お休みをすることも大切です。
爪が凸凹・がたがたしている
爪の表面が凸凹していたり、がたがたになっていたりする場合は、爪を作る元となる「たんぱく質」「鉄」「亜鉛」「ビタミン類」が不足している場合に起こりやすくなります。
かなりの栄養不足状態なので爪に足りない栄養素だけにこだわらず、全体的に栄養バランスの整った食事を摂るよう心がけましょう。
爪がもろくうねる
爪の厚さはあるものの、伸ばすとすぐに欠けてしまう、まっすぐ伸びない場合は「ビタミンB群」「葉酸」「ナイアシン」「パントテン酸」など爪の構成を補助するビタミンが不足しています。
これらのビタミン類は柔らかく弾力のある爪にするために必要な成分です。
爪がボロボロになる
爪が分厚くボロボロになり、爪の色が黄みがかって白く濁る場合は「爪白癬」、いわゆる爪水虫のような病気にかかっている可能性があります。
爪水虫の場合は薬で治療するしか手段が無いので、早めに皮膚科を受診しましょう。
爪が黒ずむ
爪が黒ずむ場合、「ビタミンB12」が不足していることが考えられます。
また黒ずんだ爪は乾燥も同時に起こっていることが多いので、ハンドクリームなどでしっかり保湿してこれ以上悪化しないようにしましょう。
爪に白い点がでる
爪の根元の半月状の白い部分以外に爪の中に白い点状の塊ができる場合は「亜鉛」が不足していることが考えられます。
白点は割と起こる現象ですので1個くらいならあまり気にする必要はありませんが、複数本の爪に白点が出る場合は亜鉛を意識して摂るようにしましょう。
爪に縦線がでる
爪の縦線は皮膚にしわが出来るのと同じように主に加齢が原因です。
老化現象なので予防法はないのですが、あまりにもボコボコしている場合には「たんぱく質」が不足している可能性があります。
爪に横線が出る
爪が作られるタイミングで爪の根元に強い圧力がかかったり、極端な栄養不足になると横線が入ることがあります。
栄養不足の場合にはたんぱく質を中心に爪に必要な栄養素をまんべんなく摂取しましょう。
爪に黒い線が入る
爪に縦に一本線になる様に黒い線が入る場合は要注意です。
10代までは、爪を作る部分にほくろやメラニン色素が作られて黒い線が出る良性の症状という場合もありますが、アジソン病やメラノーマ、悪性腫瘍などが原因で爪を作る細胞に異常が出ている可能性があります。
この症状が出た場合には放置せず、必ず皮膚科に相談しに行きましょう。
爪のへこみ・反り返る
爪の真ん中がスプーンのように凹んだり、反り返る場合「鉄分」が不足していることが考えられます。
爪の健康に足りていない栄養素がわかったら…
自分の爪の症状から今不足している栄養素はわかりましたか?
健康な爪にするために積極的に足りない栄養素を中心にバランスの良い食生活を心がけましょう。
足りない栄養素がわかったら、次はその栄養素を多く含む食べ物を紹介していきます。
紹介するものは全て爪に良い栄養素なので、不足しているものに限らず出来るだけ普段から取り入れるとより爪の健康状態を良くすることが期待できますよ。
爪を強くする栄養素と食べ物
たんぱく質
たんぱく質は爪の主成分になる栄養素です。
特にケラチンとコラーゲンは爪を構成するうえで必要不可欠なたんぱく質です。
動物性タンパク質は爪に弾力を与え、植物性タンパク質は爪を強く丈夫にする働きがあります。
動物性と植物性のたんぱく質をバランスよく摂取しましょう。
【たんぱく質を多く含む食べ物】
肉類全般・魚類・大豆製品・卵・乳製品など
ビタミンA
ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種で、爪や皮膚など身体の外側の細胞を作っている「上皮細胞」でケラチンを構成するために欠かせない栄養素です。
不足すると爪の乾燥や、それに伴って割れる、変形しやすくなるなどのトラブルが起こりやすくなります。
ビタミンAは過剰に摂りすぎても体に悪影響が出るので、心配な場合はβ-カロテンとして摂取するなど工夫して摂るようにしましょう。
【ビタミンAを多く含む食べ物】
レバー・緑黄色野菜・うなぎ・海藻類
ビタミンB群
ビタミンB群は水溶性ビタミンの一種で、「B1」「B2」「B6」「B12」「葉酸」「ナイアシン」「パントテン酸」「ビオチン」と種類があります。
(ビオチンは特に重要な栄養素なので別項目で説明したいと思います。)
それぞれ補酵素として爪の細胞を再生するために使われる大事な栄養素です。
これらは主に爪の強度に影響を与えるので、不足すると爪がもろくなる、変色するなどのトラブルが目立つようになります。
【ビタミンB1を多く含む食べ物】
豚肉・うなぎ・たらこ・ナッツ類
【ビタミンB2を多く含む食べ物】
レバー・うなぎ・牛乳
【ビタミンB6を多く含む食べ物】
かつお・まぐろ・牛レバー・さんま・バナナ
【ビタミンB12を多く含む食べ物】
牛レバー・鶏レバー・カキ・さんま・あさり・にしん
【葉酸を多く含む食べ物】
菜の花・枝豆・ほうれん草・からし菜・レバー類
【ナイアシンを多く含む食べ物】
たらこ・かつお・レバー類・びんながまぐろ・落花生
【パントテン酸を多く含む12食べ物】
レバー類・鶏もも肉・にじます・子持ちがれい・納豆
ビオチン
ビオチンはビタミンB群の一種ですが、B群の中でも特に爪に影響を与える栄養素です。
別名「皮膚のビタミン」と呼ばれ、爪や髪のたんぱく質の生成や、細胞の活性化させて皮膚のターンオーバーを維持するなど健康な爪には無くてはならない役割を持っています。
【ビオチンを多く含む食べ物】
レバー・大豆・卵黄・ナッツ類
ビタミンE
ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種で、指先の血行を促進してツヤのある爪を作る栄養素です。
不足すると爪の表面のツヤが無くなったり、爪の弾力やみずみずしさが減るため、爪先が欠けたり割れやすくなる原因となります。
【ビタミンEを多く含む食べ物】
アーモンドなどのナッツ類・カボチャ・植物油
鉄分
鉄分は血液中の酸素を身体の隅々に運ぶ赤血球を材料となります。
不足すると末端である爪まできちんと酸素がいきわたらず貧血気味になり、爪の色が薄く白っぽくなったり、反り返ってスプーン状になってしまうことがあります。
【鉄分を多く含む食べ物】
赤身肉・レバー・海藻類・魚介類・豆類
亜鉛
亜鉛には細胞を活性化させる働きがあり、皮膚や爪の新陳代謝を活発にしてくれます。
不足すると爪の角化不全を起こし爪に小さな白い点がでやすくなってしまいます。
【亜鉛を多く含む食べ物】
牡蠣・うなぎ・レバー・大豆製品・ナッツ類
ケイ素
ケイ素は爪の中のたんぱく質であるコラーゲンを束ねてコラーゲン同士の結束を強くする働きがあります。
ケイ素は体内で作ることが出来ない栄養素なので加齢とともに減少して行きます。
不足すると爪がもろく、割れやすくなる他、髪が抜けやすくなる、肌がたるむなど全身の衰えに大きく影響がある栄養素です。
毛細血管もケイ素が主成分なので、ケイ素が不足すると指先まで十分栄養が行き渡らず、さらに爪の状態が悪化する可能性があります。
【ケイ素を多く含む食べ物】
きび・ジャガイモ・小麦・アオノリ
爪に栄養を与えるならオイルやクリームの方が早い?
健康な爪を目指す為には、不足している栄養素を中心にこれらの爪に関する栄養素をまんべんなく摂らなくてはいけません。
実際の食生活に取り入れるとなると、ずっと続けていくというのは少し難しいでしょう。
それなら、直接爪に栄養を与えるオイルやクリームを使えば早いのでは?
最近は弱った爪に栄養を与えるネイルケアも多く販売されていて、生活習慣を変えるよりもネイルケアで補った方が効率的に見えますよね。
しかし、これらのネイルケア製品はあくまでも一時しのぎにしかならず、生えてくる爪が健康な状態にならなければずっとケアでごまかさなくてはいけません。
トラブルを抱えている状態では爪先のおしゃれも難しいですし、何より「爪が弱っている=身体の栄養状態が悪い」というサインなので放置は良くありませんよ。
爪に必要な栄養素を食品で補うなら、最も効率が良いのはサプリメントで摂取するという方法です。
これなら毎日飲むだけなので、食事や生活習慣に大きく左右されずに爪に必要な栄養素を簡単に摂取することが出来ます。
爪の栄養を摂るならサプリメントが効率的
Nailly(ネイリー)
ネイリーはプロのネイリストも愛飲している爪専用のサプリメント。
食事ではほとんど摂れない「ケイ素」をメインに、爪を構成するたんぱく質の「プレケラチン」「コラーゲン」の他、「ビオチン」「亜鉛」「鉄」「ビタミンB群」「ビタミンC」「カロテノイド(プレビタミンA)」「プレヒアルロン酸」など健康な爪を作るために必要な成分がぎっしり詰まっています。
しかも、ケイ素は通常の60分の1という大きさの「植物性シリカ」を使用しているので吸収率が高く、素早く体内に取り込まれるというのが特徴です。
ケイ素は爪だけでなく、肌や髪のツヤなど全身美容に関係する栄養素なので、爪をケアすると同時に女子力アップも期待できます。
健康な爪を取り戻しながら、肌も髪もつやつやを目指せる、おすすめのサプリメントです。
Nailly(ネイリー)の全成分
スギナ(植物性シリカ)、酵母(亜鉛含有)、コラーゲンペプチド、ローズヒップ末、L-シスチン、貝殻末焼成カルシウム、ビタミンB1含有酵母、硬化ナタネ油、ビオチン含有酵母、N‐アセチルグルコサミン/結晶セルロース、プルラン
ネイリストサプリ
ネイリストサプリは「ポリアミン」が配合されていることが特徴のサプリメント。
ポリアミンは爪の主成分であるたんぱく質の合成を助ける成長因子で、年齢と共に体内で作られる量が減ってしまいますが、ポリアミンを体外から補うことにより、老化現象である爪の縦線の改善や遅くなった爪の伸びを促進する効果が期待できます。
さらに1日に必要な量の10倍配合された「ビオチン」をはじめ、「亜鉛」「ビタミンA」「ビタミンB群」「ビタミンE」「葉酸」など爪に欠かせない成分も配合。
割れやすい爪を、一刻も早く健康な爪に入れ替えたい人におすすめのサプリメントです。
ネイリストサプリの全成分
デキストリン、還元麦芽糖水飴、ポリアミン含有小麦胚芽エキス、澱粉分解物、ドロマイト、澱粉、粉末セルロース、未焼成カルシウム、グルコン酸亜鉛、V.C、加工澱粉、ステアリン酸カルシウム、酢酸V.E、β-カロテン、V.B6、V.B2、グルコン酸銅、ビオチン、V.A、葉酸
さいごに
あなたの爪の状態から、今身体に足りない栄養素が何なのかを見つけることは出来ましたか?
爪がボロボロだと見た目も気になりますし、何より身体が栄養不足を訴えているサイン。
爪の痛みを見逃さずに、身体全体の為に食生活を見直しましょう。
特に、普段から爪がよく割れる、肌荒れしやすい、髪がパサつくという人はすでにケイ素が足りていない可能性があります。
食事で補うことが難しい成分なので、サプリメント補給するのがおすすめです。
爪が健康になればもっと爪先のおしゃれが楽しめるようになり、女子力アップ間違いなし!
しっかり栄養を摂って、強くて美しい爪作りを始めましょう。