
産後1か月以上過ぎたし、健診でもokが出たのでセックス再開!しかしいざその場になると全く濡れない!そして痛い!
…実はその濡れない状態は、産後にはよくある話で、ママの体に起こる生理的現象とも言われています。
そのため自分や旦那様を決して責めないでくださいね。
ただその話、非常にデリケートな内容ですから彼や友人にも相談しづらいはず。
しかしこのままだと痛い思いをし続けるどころか、お互いセックスにメリットを感じられずセックスレスに陥り、夫婦関係が危ぶまれるかもしれません!
今回は産後になぜ濡れないのかという原因とその対策についてご紹介しますので、ぜひ参考になさってくださいね。
目次
産後なぜ濡れないの?主な原因とは
産後に濡れない原因は実は一つではありません。様々な要因が考えられますので詳しく見て行きましょう。
子供が優先になってしまい、気持ちが乗らない
まず、なぜ女性はセックスの前になると「濡れる」のでしょうか?
それは旦那様に身体を触ってもらったり刺激される事で「気持ちいい」と感じたり「興奮」する事で、脳が膣から液を分泌する様に信号を送っているから。
なので「子どもの事が気になって気持ちがセックスに向かわない」「子育てに一生懸命でセックスに興味がなくなってしまった」等の理由で気持ちが乗らなければ、当然脳から発信される信号の力も弱くなってしまいます。
これが産後によくある「濡れない」原因の一つと考えられていますよ。
エストロゲンやプロゲステロンの低下
産後は母乳の分泌を抑える働きのあるエストロゲン・プロゲステロンと言ったホルモンがどんどん低下し、母体を「濡れない」体質へと変化させて行きます。
また産後~授乳期にかけてはプロラクチンと言う母乳に関わるホルモンの分泌量が増え、「性欲を抑制」する働きをします。性欲が正常に働かない中で、妊娠前と同じように濡れる事は極めて稀と言っても過言ではありません。
産後に「濡れない」とお悩みのママは「ホルモンのせいなんだ!これはずっと続かないから大丈夫!」と思う様にすると気持ちも多少軽くなるのでは?
体が休息を求めている
赤ちゃんのお世話、上の子どもの面倒、日々の家事や炊事、仕事復帰の事…赤ちゃんを産んでからママはノンストップで走り続けている状態です。
そんなハードな毎日に疲労やストレスが溜まっていたのでは、たまの夫婦の営みで思いっきり楽しむ事は難しいのかも知れませんね。
「濡れる」事にはホルモンバランスも大いに影響してきますが、一番大切なのはママが「リラックス」してセックスを「楽しめる」環境にあるのか?と言う事です。
更年期障害
実はこの「濡れない」と言うのは更年期障害の典型的な症状なんです!更年期と一言で言っても、「若年性更年期障害」や「プレ更年期」と言って20代30代でも発症するケースも認められています。
若い時はすぐに濡れていたのに、妊娠出産を経てだんだん濡れづらくなってくる事は決して珍しい事ではありません。
「更年期だから、もう私は女としての価値がないんだ…」などとふさぎ込まず、年齢と共に変化して行く自分の身体を受け入れ、できる事を探した方が素敵だと思いませんか?
産後に濡れない状態でもできる対策とは
「濡れないものは仕方がない!」と腹をくくり、「じゃあどうすればいいの?」と言う疑問にお答え致します。
以下の方法で旦那様と潤いのあるセックスをお楽しみ下さい!
スキンシップを取り、気持ちを高める
いきなり服を脱がされて挿入…と言ったセックスの仕方では濡れなくて当たり前!何と言っても「前戯の時間を大切にする」「えっちなムードを作る」事は濡れるための必須事項です。
前戯には特に時間をかけましょう!最低でも30分、できれば1時間は挿入せずに「お互いの身体を刺激し合いましょう。」
「え?前戯って、旦那様がしてくれる事じゃないの?」と思った女性はいませんか?
あまりに奥様からグイグイ来られるのが苦手…と言う男性もいるのは事実ですが、たまには旦那様だって「ご奉仕」されたいはず!
前戯の最中には恥ずかしがらず、「ここ感じる?」「どこが気持ちいい?」など、会話をしながらゆっくり進めて行きましょう!お互いにまだまだ知らない「感じるスポット」の発見にもつながりますよ。
気持ちが高まるような環境を作る
前戯が苦手な旦那さんや、えっちな雰囲気作りが苦手な方のために気持ちを高めて濡れやすい環境を作るアイデアをご紹介致します。
- 2人でアダルトビデオを見ながら同じようにセックスする。
- ラブホテルへ行き、気持ちを高める。
- バイブレーションなどのおもちゃを使ってみる。
- 縛ったり目隠ししてSMプレイをしてみる。
- キャンドルを燈して部屋のムードを作る。
- セックス前に催淫作用のあるアロマオイルを使用してマッサージをするなど、性欲を高める。
- キスを意識的に沢山するようにする。
唇はとっても敏感なパーツです。キスをする時は「優しく・激しく」のメリハリを付けてしてみて下さい!キスをしながら歯茎を舌で刺激したり、いつもと違ったキスにする事で旦那様も興奮されるはず!
治療を受ける
ムードを出したり、前戯に時間をかけたりしても全く濡れない…と言う場合は「医療の力」を借りるのも一つの選択です。
濡れない原因が「女性ホルモン」の減少によるものであれば「女性ホルモンの投与」をしてもらう事で濡れやすくなったりする事も。
ただ、原因がストレスやセックスへの恐怖など「心因的」になってくる場合は婦人科ではなく「心療内科」への受診が適していると言われています。
その場合も婦人科で「性に強い心療内科」を紹介してもらえる事が多いため、濡れなくてどうしようもなくなった場合、まずは「婦人科」へ相談してみましょう!
潤滑ゼリーやローションを使う
「病院まで行かなくてもいい…」と言う方にはゼリーやローションの使用がおすすめです!
挿入の前に膣周辺に塗布すれば円滑剤になり、膣のこすれや痛みを抑えてくれる効果が期待できちゃうんです。
挿入前だけではなく「前戯中」に使用する事でお互いの感度をより良くし、興奮しやすくしてくれると言った嬉しい作用も!お遊び感覚でぜひ使用してみて下さいね。
「ローションプレイ」と言う言葉があるほど、ローションのねっとりとした感触にハマってしまう方がとっても多いですよ!
さいごに
濡れない原因は人それぞれ。「濡れなくて旦那様に申し訳ない…」と言う気持ちがあるのなら、今回ご紹介した方法をぜひ試してみて下さいね!
ローションプレイ、本当におすすめですよ!