
「腕や脚は細いのに、なぜかお腹だけぽっこりしている」
「ダイエットをしても、お腹だけは痩せない」
「妊婦じゃないのに、いつもトップスはふんわり系ばかり」
あなたもこんなお悩みありませんか?お腹がぽっこりしていると、着たい洋服が着られず、せっかくのおしゃれも楽しめませんよね。
今回は、ぽっこりお腹で悩む女性に多い原因と、その対処法をご紹介致します。
目次
女性に多いぽっこりお腹の代表的な原因3つ!
1.筋力低下による内臓下垂型
女性のぽっこりお腹の一番多い原因は、筋力低下です。あばらのあたりはうっすら骨が見えるほどなのに下っ腹だけが目立つという場合は、脂肪ではなく内臓の位置自体が下垂してしまっている可能性があります。
【原因】
一般的に男性に比べて女性は筋肉が少ないため、内臓を支えることができずに下にいってしまい、お腹がぽっこりしたように見えてしまいます。お腹周りの筋力が低下することによって、さらにその周りに脂肪がつきやすくなるという悪循環に陥ることも。
【対策】
お腹周りに筋肉をつけることが大切です。有酸素運動だけではなく、腹筋運動を行いましょう。シックスパックが出来る腹直筋だけでなく、下っ腹を改善したいのであれば、脇腹にある腹横筋と腹斜筋を鍛えると効果的です。
2.下っ腹を押すと硬い便秘型
女性に多いもう一つの原因が便秘です。下腹を触ってみると硬い、詰まったような感じがするぽっこりお腹は、腸内に詰まった便が原因かもしれません。また、便と同時にガスが溜まることによって、お腹が張ったような感じがすることもあります。
【原因】
男性に比べて女性の方が便秘になりやすいというのを、聞いたことがありますか?これは先ほどの筋力の違いだけではなく、ホルモンの影響であったり、ダイエット経験が女性の方が多いことが理由と言われています。また、トイレへ行くことをよく我慢してしまう人なども便秘になりやすいので注意が必要です。また、水分不足でも便秘になります。
【対策】
水分をこまめに摂る、食生活の中に上手に食物繊維を取り入れてみる、マッサージをしてみるなどの対策で、便秘を解消しましょう。その他にも運動や便秘に効くツボ、入浴法やお腹を冷やさないなどの対策もあります。すぐに何とかしたい!という方は、サプリや漢方、便秘薬に頼ってもよいでしょう。
3.たぷたぷつまめる皮下脂肪型
特に若い女性は、どうしても皮下脂肪がつきやすい体型になってしまうと言われています。これは女性ホルモンが関係していると言われており、子宮や卵巣を守るために女性の体に備わった機能の一つなのです。また、ダイエットをすると内臓脂肪から先に痩せていくので、どうしてもお腹の皮下脂肪というのは最後の最後まで残ってしまいます。ダイエット半ばでなかなかお腹が痩せずに悩む女性に多いのも、この皮下脂肪型です。
【原因】
皮下脂肪型のぽっこりお腹の原因は、カロリー摂取と消費カロリーのアンバランスです。特に女性は男性に比べて基礎代謝量が少ないので、痩せにくい傾向にあります。
【対策】
低カロリー高タンパクな食事と、有酸素運動がおすすめです。食事は単にカロリー制限をするのではなく、お肉や魚、卵などのタンパク質をきちんと摂りましょう。また、ウォーキング・水泳・エアロバイクなどの有酸素運動を行い、基礎代謝を上げましょう。
あなたはどれ?その他のぽっこりお腹5つの原因と対策
1.お肉がつまめないまんまるお腹の内臓脂肪型
特に男性や、中高年の男女に多いぽっこりお腹です。「りんご型」とも呼ばれ、内臓の周りに脂肪がつくので、下っ腹だけがぽっこりするわけではなく、お腹全体が膨らんだようにパンパンになります。通称メタボとも呼ばれますが、女性であっても以下のような生活習慣の女性は注意が必要です。
【原因】
アルコールの摂りすぎや脂っこいものの摂りすぎ、運動不足などが続くと内臓に脂肪がつきやすくなります。また、ストレスが多かったり、生活リズムが不規則なことも原因の一つと言われています。
【対策】
お酒の量や揚げ物、肉食の食生活からバランスの良い食事へと切り替えましょう。運動面では普段からなるべく階段を利用するなど、少しでも日常生活の中に運動を取り入れてみましょう。内臓脂肪が原因となり糖尿病、動脈硬化、脳卒中などの生活習慣病を引き起こす可能性もあります。放置せずに、健康のためにもダイエットしましょう。
2.骨盤の歪みによる内臓下垂型
筋力低下だけではなく、骨盤が開いてしまったことにより、内臓が下がってぽっこりお腹になっているケースです。筋トレを頑張っているのになかなか効果があらわれないという方は、骨盤が歪んでいないかチェックが必要です。
【原因】
足を組むのが癖、デスクワークが多く座りっぱなし、片側ばかりで荷物を持つのが癖などにより、だんだんと骨盤が歪んでいきます。また、出産を機に骨盤が開いてしまい、産後戻りきらずに放置したなども原因の一つとして考えられます。このように骨盤が歪んでしまうとお腹周りの筋肉を上手に使うことができず、内臓を支えきれずにぽっこりお腹になってしまいます。
【対策】
筋力をつける前に、骨盤体操などで歪みを整えることが先です。人によっては一瞬でぽっこりお腹が解消する場合もあります。しかし、日々の生活習慣でまたすぐにぽっこりは再発してしまうので、上記のような原因が思い当たる人は自分の癖を直すように意識しましょう。デスクワークの多い方は、骨盤座布団や専用クッションなどを利用するのもオススメです。歪みが解消されたら、緩んでしまった筋肉も腹筋運動で引き締めましょう。
3.背中まん丸猫背型
食事だって運動だって頑張ってるのに、なぜかぽっこりお腹だけは解消しない!というあなた、猫背ではありませんか?まずは猫背を直さないと、どんなにキツイ腹筋運動を行っても、ぽっこりお腹は解消されませんよ。肩こりが激しい、仰向けに寝た時に肩が床につかない人というは、姿勢が原因でぽっこりお腹になっている可能性があります。
【原因】
普段猫背気味の人は背中が丸くなり、肩甲骨が開き、肩が前に出た状態になってしまいます。猫背になるとお腹の筋肉が緩み、さらにその筋肉を覆うように脂肪が蓄積されていきます。
【対策】
まずは姿勢を正しましょう。慣れないうちは、それだけで普段使わない筋肉を使うようになるので、疲れてしまいます。ですが、ぽっこりお腹だけではなく、猫背型の人は腰痛や肩こり、その他体型の崩れなどにも繋がるので、気づいたその日から意識しましょう。肩甲骨を柔らかくするストレッチや柔軟性が求められるヨガなどもオススメです。普段の姿勢を意識しながら、ぽっこりお腹改善エクササイズを並行して行い、腹筋を鍛えていくことでぺたんこお腹になっていきます。
4.婦人科系の病気
便秘ではないのに急に下腹がぽっこりしてきた時には、女性特有の病気の疑いもあります。しこりのようなものがある、腹痛や出血を伴うなどの症状がある時は要注意です。卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)、卵巣癌、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮がんなどの可能性があります。女性の下腹部分には子宮や卵巣があるため、男性とは違いこういった可能性もあるのだという知識をつけておくと良いでしょう。腹痛や不正出血など、少しでも異常を感じた場合はかかりつけの産婦人科へ行きましょう。
5.内臓疾患によるぽっこりお腹
女性特有の病気以外にも、肝硬変、大腸ガンなどの可能性もあります。単に脂肪がついてきたなと思わずに、出血や腹痛、貧血、便秘と下痢を繰り返すなど、その他体調不良を感じるような症状を伴っていないか確認しましょう。これらの症状を伴う時には、早めに消化器内科か肛門科に相談しましょう。
さいごに
いかがでしたか?基本的に痩せているのにお腹だけがぽっこりしていて悩んでいた!という方も、ダイエット中でお腹だけなかなか痩せなくて困っていた!という方も、自分がどのタイプのぽっこりお腹なのか見つかったでしょうか?
人によっては原因は1つではなく、複数組み合わさっていたかもしれませんね。
まずは自分のぽっこりお腹の原因を把握し、正しい対策で憧れのぺたんこお腹になりましょう!
ただし、その他体調不良を含む症状があれば、すぐにかかりつけ医に相談をしてくださいね。