
やっと結婚が決まった!と喜ぶのも束の間、なんだか気分が憂鬱になってしまうという人も少なくないのです。
寿退社をしたとたん、ふと未来を考えると暗雲が立ち込めるような感じに。
もしかしたら、マリッジブルーに陥っているのかもしれませんよ。
ここではマリッジブルーの意味から乗り越え方までご紹介します。
目次
マリッジブルーの意味とは
結婚前に突如襲ってくる、不安のことを指します。不安によって日常生活も憂鬱になり、不安定に。そのことが原因で、大好きな人と喧嘩をしたり、時には婚約破棄を考えたりするなど、ふたりの関係にヒビが入ってしまうこともあります。
結婚は幸せなことだと思われ、周囲の人はマリッジブルーになっている人に気が付きにくいという特徴は、見逃せません。また、結婚できないで悩んでいる人から見れば、贅沢な悩みだと思われてしまうことも。
一方、マリッジブルーになっている本人は、とても辛い心境であるといえるでしょう。結婚に関わらず、多くの人が新しい環境への変化に、心が追いついていかないという経験したことがあるのではないでしょうか。マリッジブルーも、環境の変化に対する不安の表れといえるでしょう。
どれくらいの人がマリッジブルーを経験?
そこでどれくらいの人が、マリッジブルーになってしまうのかということを調べてみました。ゼクシイ社の調査によると、約8割の女性がマリッジブルーを経験しているそうです。この数字、けっこう大きく感じませんか。
マリッジブルーになる時期は、結婚式の準備期間であることが多く、キモチがもっとも揺り動かされるようです。結婚式の準備は、わくわくして楽しそうなイメージもあるのになぜ、マリッジブルーになってしまうのでしょうか。
花嫁編マリッジブルーの原因5つ
1.彼が挙式の準備に非協力的
いざ、結婚の準備を始めようと思ったものの、パートナーが仕事で忙しく打ち合わせができていないという場合、女性のほうがマリッジブルーになりやすいでしょう。結婚という新たなステージに向けて、非協力的な態度が続くと、問題ですよね。
どちらかというと男性はシンプルな式を望んでいることも多いため、意見の食い違いがないよう、パートナーとよく相談しながらすすめるほうが、安心です。
2.彼は本当に運命の相手かの迷い
式の準備に協力的ではないと、彼は本当に運命の人?と自分に迷いが生じやすいのも事実。恋愛中は何とも思っていなかった彼の性格も、結婚したらパートナーとしてふさわしいかどうかという点で、心配になってしまう人もいます。
別のケースで、プロポーズはうれしくて思わずOKをしてしまったものの、冷静に考えたら、他にいい人が現れるかもしれないという迷いも、マリッジブルーにつながるでしょう。
3.結婚してよい妻になれるか不安
自分自身への不安です。仕事と家庭を両立できるかなと考える女性は少なくありません。面倒を見てくれた親からの独立で、きちんと生活できるのだろうか、という迷いが生じやすいでしょう。特に知らない土地で暮らす予定の花嫁さんにとって、この不安が大きくなる傾向にあります。彼のサポートによるところも大きいでしょう。
4.金銭的に生活できるかの不安
相手の年収が低いことや、若いカップルどうしの結婚では、金銭的な問題からマリッジブルーになる人も多数います。相手とよく相談することで、不安が解消されるケースもありますが、恋愛結婚だと、感情が優先されてしまうことも。年収だけではなく、相手が隠している借金がないかもチェックしておくと、トラブルも避けられます。
5.彼の両親との同居生活に不安
特に、彼の両親と考えが合わないような場合、マリッジブルーになりやすいといえるでしょう。結婚で新しい親戚づきあいなども増えるため、人間関係をうまく築いていけるだろうか、という不安も生じやすいです。花嫁さんとしても、家事のやり方ひとつさえ相手の家族と違うでしょう。同居前提なら、前もって彼の家族のことを教えてもらうとよいでしょう。
放置はダメ!花婿さんのマリッジブルーが事態の悪化に
花婿さんのマリッジブルーの症状
挙式の準備について、相談にのってくれないという場合、彼もマリッジブルーになっていることが考えられます。これを放置すると、マリッジブルーのあなたにもよくありません。男性のマリッジブルーの特徴は、大変わかりにくいです。なぜならプライドが高く、誰にも相談しないから。
しかし花嫁さんとしては、結婚することが目的になっていて、結婚相手のことを見逃してしまうというのは、避けたいところ。男性のマリッジブルーの症状として、笑顔が少なくなった、ちょっとしたことでイライラするなど、態度や表情に表れるでしょう。
花婿さんのマリッジブルー原因
女性のほうが高収入など、経済的に劣等感を感じている場合、マリッジブルーになりやすいと考えられています。終身雇用制度の崩壊といった、社会的な流れの影響も少なくありませんが、結婚への覚悟が揺らいでしまう男性も多いのです。特に結婚前に、仕事の転機があるような場合は注意しましょう。
以前は、プロポーズする前に覚悟を決める男性が多かったものの、今では女性からの逆プロポーズ、式も花嫁好みの演出など、女性にリードされるシーンが多くなり、不安を抱えやすい状況に陥ってしまうこともあります。
マリッジブルーを解消する方法3つ
1.相手にマリッジブルーをカミングアウトする
男性も女性も、お互いによく話し合うこと、これが一番の解消方法です。特に女性の場合はひとりで抱え込み、不安に陥る人も少なくありません。彼と話し合ったら必要に応じて、両親や友達に相談するようにします。
特に既婚の友達がいれば、「わかるわかる!」と言って共感してくれることも。そうすると気分も軽くなります。
2.挙式の準備は5:5を心がけて見える化
準備はできるだけ、お互いが半分ずつ協力して行うようにします。どちらかに負担感があると、相手の非協力的な部分が見えたり、結婚への意識が薄いのではと誤解されたりしてしまいます。
式は女性のほうが華やかにしたいと考えることが多いですが、パートナーとよく話し合い、お互いに納得のいく選択肢を選ぶほうがベター。ウエディングプランナーさんを交えて、やるべきことを明確にするだけで、漠然とした不安が消えるようになります。
3.普通のデートをして気分転換をする
結婚式の前は、彼と会うのが式の打ち合わせ目的ばかりになってしまいます。もしもそこで疲れを感じてきたら、気分転換のサインかもしれません。そこで結婚が決まる前にしていたデートを、改めてしてみることをおすすめします。
そもそもお互いが結婚を決めた理由は何だったのか、という原点にも立ち返りやすいメリットがあります。「結婚したら忙しくなりそうだから、独身期間もたのしんでおきたいね」というように、彼を誘ってみましょう。
式当日を迎えたらマリッジブルーが吹き飛ぶ人も多数!
挙式の準備中にマリッジブルーになる人が8割もいますが、実は式当日を迎えたら、そんなことがいっきに吹き飛んだという人も多いのです。やはりそこには感動があり、見守ってくれる家族や友人がいるからではないでしょうか。
マリッジブルーになってしまうと辛く、時には結婚を断念したいと思うこともあるでしょう。そのような時は、結婚式当日のことを思い浮かべ、前向きに考えてみることをおすすめします。
さいごに
彼氏とのコミュニケーションを十分とり、不安を取り除いてもらいましょう。彼がマリッジブルーになっていると、式の準備にも影響が出てしまいます。あなたも彼の様子を見ながら、結婚へ向けて歩むのがよいですね。
結婚生活も、女性がひとりで頑張ろうとせず、彼と共に生きるということを意識してみましょう。
そうすると肩の力が抜けて、マリッジブルーを解消することができますよ。