
ファスティングを始めた途端に頭痛、イライラ、フラつきの症状が・・。
ダイエットは続けたいけど、このまま頭痛が続くのは不安ですよね。
今回は、そんなファスティング中に頭痛が起きてしまう原因と対策をご紹介いたします。
ファスティング中に頭痛が起きる原因
ファスティングは一定期間、水分以外を摂取しない、いわゆる断食のことです。最近、ファスティング・ダイエットとして人気があり多くの女性がチャレンジしています。
しかし、ファスティングを始めてから頭痛がする…という方が多く、このままファスティングを続けていいのか不安を抱いてしまいます。なぜ、ファスティングを始めると頭痛が起きてしまうのでしょうか?
好転反応が起きている
好転反応とは、体に良いことが起きているときに起きる反応です。好転反応が起きているときは、体がキレイになっている証拠!心配する必要のない反応です。
好転反応が起きているときは、十分な水分補給をして、体のデトックスを促しましょう。
副作用が起きている
ファスティング中は食事をとらない代わりに、ファスティングドリンクなどで栄養を補給する場合が多いですね。水や炭酸水などで副作用が起きることはほぼありませんが、ファスティングを始めてから酵素ドリンクなどのファスティングドリンクを飲み始めたという場合は、ファスティングドリンクが体に合っていないという場合もあります。
体のエネルギーが不足している
ファスティングを始めると栄養を食事からとらなくなるので、体がエネルギー不足になります。ファスティングドリンクで補えればいいのですが、食事からとるたんぱく質や脂質、炭水化物が生み出すエネルギーには及びません。
血糖値の急激な変化に体がついていけてない
ファスティングをすると、体は低血糖状態が続きます。この状態で酵素ドリンクなど、糖分を含むものを摂取すると一気に血糖値が上がります。この急な血糖値な変化に体がついていけず、頭痛を引き起こしてしまうのです。
ホルモンバランスが崩れている
女性であれば生理痛の時に頭痛が起きるという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?生理の準備が始まると女性ホルモンのバランスが変わり、同時に脳でセロトニンという神経伝達物質が減少します。このセロトニンが不足すると、精神状態が不安定になるので、生理前は情緒不安定になりやすくなってしまうのです。
そしてこのセロトニンは脳血管の収縮をして、血流のコントロールをする役割も持っています。セロトニンが増えることによって脳血管が収縮しすぎてしまい、頭痛がおきることがあるのです。
ケトン体の濃度が濃くなっている
ケトン体とは、体に糖が不足したときにエネルギーの代わりになる物質です。脳へ届く主なエネルギー源は糖なので、食事を摂取しないことで糖が減ると自然とケトン体の分泌が増え、ケトン体が脳へと届きますます。しかし、普段はあまり分泌されないケトン体が脳へエネルギーの代わりとしてくることで、慣れない物質に頭痛が起こることがあります。
ストレスがかかっている
ファスティングは食事が好きな人にとってはつらいことです。食べたいものが食べられない、ということがストレスになって頭痛が起きてしまっている場合もあります。
頭痛だけではない?眠気や吐き気も好転反応の一種
問題視する必要のない好転反応の頭痛ですが、好転反応には頭痛の他にも様々な反応があります。
- 疲労感
- 下痢
- 眠気
- 吐き気
- めまい
- 肌トラブル
一件不安になる反応ばかりですが、体が新しく生まれ変わっている証拠でもありますので、苦痛を和らげる方法で様子を見るのが良いでしょう。
基本的に好転反応は体に良いことが起き始めたときに起きて、その体が良くなると症状も和らぎます。しかし、つらい症状が長引くときには一旦ファスティングをやめて、体の回復を待つようにしましょう。
ファスティング中の頭痛を和らげるオススメの方法
好転反応が起きているとき
好転反応は期間限定です。しばらくは様子を見ましょう。体のデトックスが始まっているので、水や炭酸水(砂糖を含まないもの)など血糖値に影響のない飲み物で十分な水分補給をしましょう。デトックスが進むと、頭痛も和らいでくるでしょう。
副作用が起きているとき
ファスティングドリンクを見直してみましょう。初めて飲み始めた酵素ドリンク等のファスティングドリンクを利用している場合は、別の種類に替えてみる、手作りのドリンクに替えるなどして対策しましょう。
体のエネルギーが不足にならないために
ファスティングを始める前の食生活で、食事の量が多い、カロリーが多いなど、食べ物から多く栄養を取っている場合、急な栄養不足に頭痛が起きてしまう場合があります。いきなりファスティングを始めるのではなく、徐々に食事の量を減らすことで、体がエネルギー不足に過剰に反応することなくファスティングを進められ、頭痛を防ぐことが出来ます。
血糖値の急激な変化を起こさないようにする
低血糖状態の体には、酵素ドリンクのような吸収しやすい糖分が含まれた飲み物は不向きです。糖分の摂取ははちみつなどの自然食品から摂取し、血糖値が急激に上昇しない様にしましょう。また、一気飲みなども血糖値を急激にあげる原因となります。なるべく時間をかけてゆっくりと摂取するようにしましょう。
また、スポーツドリンクも体に吸収されやすい飲み物で、塩分、糖分ともに多くはいっているので、ファスティング中は飲まないようにしましょう。
生理中のファスティングは避ける
生理中はホルモンの関係上、ファスティングに耐えられる状態ではありません。頭痛だけでなく、栄養不足となって肌や髪にも影響が出る場合があります。ファスティングを始めるという方は、ダイエット目的の方が多いのではないでしょうか?辛い思いをして痩せても、肌や髪がボロボロ…では意味がありませんよね。体の健康を維持するためにも、生理中のファスティングは避けましょう。
ケトン体の排出を促す
脳にケトン体が届きすぎてしまわない様、ケトン体を体から排出する必要があります。ケトン体は水溶性の物質ですので、水分を多くとることで体外に排出することが出来ます。
またケトン体は甘酸っぱいにおいのする物質です。ダイエット臭ともいわれるこのにおい対策にも、水分補給は必須になりますね。
ストレスを感じたら中止する
ファスティングに限らず、ストレスがかかるようなことを続けることは、肉体的にも精神的にもよくありません。ファスティングをすることで強いストレスを感じる場合には思い切って中止しましょう。
もちろん、ファスティングによるストレスを解消する方法を見つけるのも一つの方法です。心のバランスが崩れない様なファスティングを心がけましょう。
ファスティング中に頭痛が起きた時の対策
ファスティング中に頭痛がしたら、頭痛薬を飲んでも良い?
ファスティング中の頭痛に、頭痛薬を飲むことは”よくありません”。
頭痛薬は、胃が荒れる薬の為、病院で処方される場合には整腸剤などとあわせて処方される薬です。食後の服用が基本ですので、食事をとらないファスティング中の服用は胃への負担が大きく危険です。
栄養補給をする
頭痛対策としてまず行ってほしいのが栄養補給です。ファスティングによる頭痛に必要な栄養素は、糖分やカリウム、ナトリウムなどです。
しかし、ファスティング中ですから、食事をとるのは難しいですよね。
そこで、はちみつやメープルシロップなどの天然の糖分、梅干しや昆布、味噌汁などをとることをおすすめします。もちろん、取りすぎは血糖値やファスティングにも影響しますので、はちみつやメープルシロップならスプーン1杯、梅干しなら1個、味噌汁なら具なしで1杯程度を目安に摂取しましょう。
無理して続けない
頭痛はもちろん、ファスティングを始めてから体の不調を感じた場合には、中止することも考えましょう。「好転反応だから」と続けることも危険です。体の状態をしっかりと見極め、無理して続けることのないようにしましょう。
さいごに
体を内側からきれいにできると評判のファスティング。でも頭痛がひどくては体も心配ですし、何よりファスティングを続けることが不安になってしまいますよね。
ファスティングも自分をきれいにする方法の一つとして楽しめるよう、頭痛が起きないような対策をとって、内から輝く体を手に入れましょう!
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