
既婚者どうしだとわかっていても、禁断の恋に足を踏み入れてしまう「W不倫」。実はこのような恋愛は、既婚者ならいつでも陥りやすい”きっかけ”があります。ここでは一般的な不倫との違いから、W不倫の終わらせ方までご紹介。悩んでいる人も参考にしてみて下さい。
目次
不倫に陥らなくても、W不倫にはハマるきっかけがある
家庭の不満を聞いてくれる相手がほしかった
一般的に、不倫は「してはいけないもの」と認識されています。女性も結婚相手を選ぶ時は、浮気をしない男性がいい!と思うでしょう。さて、イザ結婚して家庭に入ったものの、奥さんのほうが、W不倫に目覚めてしまうというケースもあるのです。もちろんW不倫も、一般的な不倫と同じように、禁断の恋とされているのは承知の上。
しかし、既婚者ならではの日常から、W不倫に足を踏み入れる女性が少なくありません。そのきっかけのひとつに、家庭の不満を聞いてくれる相手がほしいという理由があります。特に、既婚男性なら家庭内で起こりうる不満を分かってあげられる立場のため、相談しやすい相手にもなります。
女性は自分のキモチに共感してくれる相手に好意を持ちやすい特徴があり、心優しい既婚男性が親身になって話を聞いてあげるだけで、恋愛感情が生まれてしまうこともあります。その傾向は、夫に対する不満が多い人ほど高くなるということがいえるでしょう。
話を聞いてくれない夫や、仕事で忙しすぎる夫の妻は、最初は不倫をしようということは考えていません。単に、相談相手を探していたということが多いのです。
本当に好きな人と結婚しなかったから
結婚したかった男性と別れてしまった、予想外のデキ婚で籍を入れてしまったというようなケースでは、結婚してから恋愛に目覚めてしまう場合もあります。恋愛の形態はさまざまでも、不倫として割り切って付き合うことになります。相手も既婚であることで、同じ罪悪感を背負っているような感覚に。
ちなみに夫に不満はなくても、また子供がいたとしても、W不倫をするということはあり得るのです。なぜなら、恋愛を楽しむことを重視し、お互いの家庭を尊重した付き合いだからです。そのため相手に無理をさせない関係でいられるため、心地よく長続きしやすい傾向があります。
仕事で知り合って恋愛感情を抱いたから
職場で知り合って、W不倫をする既婚女性も少なくありません。女性が働きに出る機会が多いということは、それだけ知り合う男性の数も多くなります。職場恋愛と同じですが、仕事の喜びや悩みを分かち合えるということが、特徴です。
仕事の悩みを相談するうちに、恋愛関係にということや、歓迎会などの飲み会というのが、主なきっかけになるでしょう。夫の仕事の内容はわからなくても、同僚の男性とは仕事の話で盛り上がることができる、というのが仕事を持つ女性の楽しみでもあります。
仕事を持つことで、社会的に必要とされている自分を実感できるなど、生きがいに近い感覚からW不倫に陥ってしまうこともあります。
今の結婚生活に幸せを感じないから
恋愛とは違って、安定したありきたりな毎日を送るのが、結婚生活です。恋愛のようにドキドキやワクワクもあまりなく、毎日の家事に追われてしまう日々。「もしかしたら、このままおばさんになって老けてしまうだけなのでは…」という不安にも似た感覚は、既婚女性の誰もが感じることかもしれません。
また、「幸せ」というのはその人の判断によるところが、大きいでしょう。たとえば夫が高年収で、可愛い子供に恵まれていて、という羨ましいような条件があったとしても、虚しさを感じてしまう既婚女性もいます。
そのような日常から脱出したいと思っていたところに、好みの男性が現れたら、心が揺らいでしまう女性もいるのではないでしょうか。このようにW不倫への道は、日常の至る所に入り口があり、不倫はいけないことだとわかっていても、ハマりやすい特徴があるのです。
W不倫と不倫の違い
不倫は一方的な罪悪感に対しW不倫は…
罪悪感を共有している関係です。未婚女性と既婚男性の不倫と比べて、ゆるやかで対等な関係といえるでしょう。お互いに既婚であることで悩みを共有しやすく、不倫相手は夫とは違う異性のパートナーになることもあります。だからといって、不倫が許されることではありませんが、出会った相手に対し、運命を感じてしまう人もいるでしょう。
不倫はドロドロなイメージに対しW不倫は…
本人たちのつながりは、至ってピュアな恋愛と同じような感覚です。第三者から見るとドロドロのイメージがあると思われますが、それはバレてしまった時。W不倫はどちらかというと、不倫よりもバレにくいといえるでしょう。なぜなら、お互いに家庭があるため、無理をしない恋愛をしているからです。
不倫は略奪を考えるのに対しW不倫は…
基本は、お互いの家庭を守る付き合いになります。そのため、既婚女性の場合は夫や子供のスケジュールも無理なくこなすことができます。しかし、あまりにも恋愛感情が高ぶってしまうと、家庭生活がままならなくなってしまうので要注意。そのような問題がなければ、恋愛を楽しみつつ、家庭では妻としての役割を果たせるという、都合の良い関係が築けるのです。
不倫は別れがあるのに対しW不倫は…
お互いのペースに合わせた恋愛になるため、続けようと思えば永遠に続けられます。お互いに心地よい関係や家庭の悩みごとの相談は、いつになっても尽きません。別れを決意する時は、どちらかが罪悪感に耐えられなくなった時か、どちらかが引越すなど、会えない状況になった時が想定されます。
W不倫の終わらせ方は女性が主導権を
W不倫はピュアな恋愛に近いとはいえ、家族に対して後ろめたいキモチが出てくるもの。「やっぱりよくないことだな」と思ったら、どこかで区切りをつけるほうが賢い選択です。男性の場合は、ドライに割り切った関係だと思える人も多いですが、女性は感情的に深入りしてしまうと、抜け出せなくなるリスクもあります。
そのため、別れることを提案するか、自然消滅を考えることをおすすめします。W不倫をする男性の中には、また別の既婚女性とW不倫し続ける人もいます。別れがチラついたら、きっぱりと決意することが大切です。
W不倫に対する既婚男性の考え方
奥さんと離婚を考える人はごく少数
W不倫でお互いに想いを確認しあっても、既婚男性にとって奥さん以上の人はいないということを、心得ておきましょう。ではなぜ不倫をするのかというと、W不倫の相手には奥さんには感じない恋愛感情が湧くから。「愛している」というのも、まぎれもない事実ですが、だからといって本気で今の奥さんと別れようとは考えていないのです。
おそらく、女性側も夫には感じられないドキドキやワクワクを、W不倫で感じているものの、結婚まで考えていることは、少ないのではないでしょうか。赤い糸で結ばれない関係だということを、割り切って付き合うことが大切です。
会える時は楽しむが帰る家はある
W不倫は、お互いに帰るべき家がある恋愛です。たとえば相手の奥さんが体調不良になった時は、あなたよりも奥さんを優先するでしょう。「急に会えなくなった、ゴメン」というメールがあっても、仕方がないのです。
W不倫をするなら、ドタキャンに一喜一憂しないこと。会えた時は楽しみ、帰る時も悲しい顔は見せないこと。既婚男性は相手が本気になってW不倫をしているということが分かったとたん、責任を感じて別れてしまうこともあります。本気だけど遊びの恋、それがW不倫といえるでしょう。
さいごに
ちょっとしたきっかけでW不倫にハマりやすいものの、もし陥ってしまったら、割り切った関係でいることが大切です。
どんな理由があろうと、不倫は家族を裏切る行為になるため、罪悪感が募ったら別れるのがベター。
長く続くこともありますが、結ばれることはほとんどありません。あなたの足元にある本当の幸せを、見つけてみましょう。