
誰にでも、嫉妬をしたという経験があると思います。
努力しても、満たされないことや得られないものがあると気づいたとき、それをすでに持っている人がいると、嫉妬が起こりやすくなります。
嫉妬は人間の持っている自然な感情のひとつ。嫉妬と上手く付き合うことで、自分自身を大好きになれますよ。
目次
嫉妬しない方法を知る前に…嫉妬を生み出す3大感情とは
負けたくない
そもそも嫉妬の原因になるものとは何なのでしょうか。まず考えられるのは、「負けたくない」という感情です。生きていく上では、試験やオーディションなど他人と比べられる機会があるものです。もし努力をしたのに、努力をしていなさそうな他人がいとも簡単に合格してしまい、あなたが不合格となってしまった場合、嫉妬心を抱かずにはいられないでしょう。
しかし、これを負の感情として処理するのは、非常にもったいないことなのです。なぜなら「あなたの得意分野」であるからこそ、誰よりも一番になりたいと思うからです。初めから自信がないのであれば、競争しようともしないでしょう。嫉妬が湧きおこったら、才能の一部を見つけたと思えばよいのです。
私より幸せそう
幸せそうな人を見ると何だか嫉妬してしまう…と悩む人も多くいます。なぜなら、今の自分が相手よりも不幸せだと思っているからです。年収が高そう、素敵な彼、ブランドのバック、家など、ありとあらゆるところに嫉妬のネタがいっぱいあります。
このような場合、表面上の持ち物だけで判断してしまいますが、現実を見るとその持ち物の所有者は、決して幸せではないこともあります。お金持ちでも、家庭では離婚の話が出ていたり、エリートの旦那さまが出張で家にほとんど戻らなかったり。幸せそうだけど、自分にはない苦悩を抱えているかもと思えば、それほどうらやましいとは思わなくなるでしょう。
比べてしまう
他人との比較をしただけで、嫉妬心に火が付くでしょう。営業成績が貼り出される仕事、点数の良い順に並ぶ塾の席、モテる友達とモテない私など、日常でも無意識に嫉妬してしまうことがあるでしょう。劣等感を抱きやすい人は、あらゆる場面で嫉妬しやすいといえます。
もちろん比べることで、「相手よりもよくなろう」と前向きに捉えられれば、決して嫉妬は悪くはありません。ただし、容姿や家柄など、比べても仕方がないことで心を疲弊させるのは、もったいないことです。これから生きる中で、自分に生まれて良かったと思えるような経験もあるでしょう。そのためにも、今の自分を否定しないことが大切です。
嫉妬しない方法|まずは嫉妬しやすい環境を見直そう
Facebookいいね型ジェラシー
人の幸せそうな面を見てしまうと嫉妬心が起こりやすいため、意味もなくFacebookを見るのは避けたほうが無難です。Facebookに投稿する人は、どちらかというとネガティブな話題よりも、良かったことを投稿したいと考えるでしょう。そのため投稿ネタが、「今、楽しんでます!」のようにリア充を伝えるような内容になりやすいのです。
そのリア充を見てしまうと、自分だけが不幸せな印象を受けることも。友達の付き合いだからと、「いいね」を繰り返すのは、自分にとっては辛くなるばかり。SNS全部に言えることかもしれませんが、嫉妬に悩むなら退会をしたほうがスッキリしますよ。
彼氏追跡型ジェラシー
付き合っている彼氏が、他の女子と仲良くしていた…という光景に出くわすことも。しかし彼のほうは社交辞令で、仲が良さそうに見せているだけなのかもしれません。彼のスケジュールを全て把握して、行動を監視するような行為は、幻滅されてしまうでしょう。
確かにモテそうな彼をゲットしたら、他の女子にも目を光らせてしまうことは否めませんが、嫉妬は自信のなさからきています。自慢の彼をゲットできたことに自信を持ち、堂々としていましょう。
合コンあるある型ジェラシー
モテるモテないがあからさまにわかるのが、合コン。最初は面白そうだと思って参加するものの、次第にストレスを抱えるようになったら要注意。特に嫉妬心が起こりやすい相手は、美人でもないのにモテる女です。
なぜなら、モテる女に対して自分とあまり変わらないと思っているか、彼女よりは美人であるはずの私というのが、基準になっているからです。合コンだけにガツガツするよりも、出会いの場は他にあるかもしれません。また、あなたのことを好きだと言ってくれる人が現れるかもしれないのに、自信を失くしていたら損です。
3つのシーンで理解!嫉妬しない方法
彼に嫉妬しちゃうなら…
恋愛は信頼関係で成り立っているもの。もしも彼の愛情に不安があるなら、彼に直接確認をしておきましょう。くれぐれも「他の女と話さないで」など、嫉妬から束縛になるような言動は控えましょう。彼とハッピーになりたいのに、他の女と付き合ったらという発想は、ネガティブ。
また恋愛だけに一途になりすぎるのも問題です。恋愛以外の趣味などに心を向けることで、学ぶべき大切なことに気づくことも。自信を持って、キラキラした笑顔で彼と会えば、彼もあなたのことを愛してくれるようになりますよ。
仕事で嫉妬しちゃうなら…
比べないことが一番です。例えば雲の上のような存在である人とは、比較対象になりませんね。比べるということは、自分と同じようなレベルにいる相手だからです。一方で、相手にも必ず弱点があるはずです。スポーツはあなたのほうが上かもしれません。自分の良いところを見つめ直し、長所はどんどん伸ばしましょう。自信があれば、必要以上に比べることが無駄だと思えてくるでしょう。
友達に嫉妬しちゃうなら…
婚活を繰り返すものの、なかなかいい人に巡り合えない。そのような時、「いつまでも一緒にいようね」と約束していた友人が、自分よりも先に結婚してしまったとしたら。嫉妬と裏切りに似た感情を感じてしまうことも。
しかしここで大切なのは、友達には友達の人生があるということです。同じように、自分にも自分が歩むべき人生があるということを受け入れなければなりません。他人と自分は別なのです。友達への嫉妬を感じたら、祝福というエネルギーに変えて、応援してあげましょう。しかるべきタイミングで、自分にも運が巡ってくるでしょう。
嫉妬しない方法だけでなく、嫉妬する自分も含めて自分を好きになる
嫉妬はネガティブなことだけではありません。冒頭に述べたように、負けたくないというキモチから、自分の才能につながることもあります。嫉妬心があるから、今よりも良い自分になることもできます。
嫉妬心を自分の成長の糧だと捉えればよいのです。どうしたら嫉妬をしないで済むだろうかと考える場合、嫉妬に悩む自分を好きになれていないことがあげられます。そのような時は、嫉妬に悩む自分も認めてあげると、心が楽になります。
さいごに
嫉妬はあらゆる面で起こり、年齢も関係ありません。嫉妬する相手が気になって仕方がない場合は、自分の自信が持てる趣味をやるなど、視点を自分に向けてみましょう。
相手とは関係がないことでも、別の分野で自信が持てれば、嫉妬心を抱きにくくなります。