
妊娠中についつい食べ過ぎて増えてしまった体重・・
産後元に戻るか不安で、ダイエットを今すぐにでもしたいママさんも多いのでは。
しかし、産後しばらくは体のためにも無理は禁物です。
また、帝王切開した場合はすぐに腹筋もできないし、筋トレや骨盤ベルトもすぐに行っても良いのか不安ですよね。
今回は産後ダイエットは一体いつから始めてもいいのかということに関して探っていきます。
目次
産後ダイエットはいつから始めたらいいの?
妊娠中に増えた体重をもとにもどすために、出産後すぐにでもダイエットを始めたいと考える人は少なくないと思います。
しかし、産後すぐは体力が消耗しているだけでなく、子宮や骨盤など体の様々な機能が回復する時期でもあり、ダイエットを開始するには適していません。産後のママの検診が一ヶ月後ということからも分かるように、産後一ヶ月は安静にすることが必要です。
この間の無理なダイエットは、体の不調を招くことにもなり、慣れない赤ちゃんのお世話にも影響してきてしまいます。
産後一か月位は安静にして、検診でOKが出たころから様子を見ながら徐々に進めて行くと良いでしょう。
産後ダイエットの効果が高い時期とは
産後6ヶ月間は脂肪が燃焼されやすく、痩せやすく、体形が戻りやすいと言われています。
このため、ダイエットに適した期間と言われていますので、産後ダイエットを考えている人は、体調が良くなったら早めに開始すると良いでしょう。
「母乳ダイエット」を進める場合も、本格的に離乳食が始まり、大量に母乳を必要としなくなる5~6ヶ月までの間に行うと効果的です。
産後ダイエットの運動はいつから始めればいいの?
妊娠中に広がった骨盤、分娩で歪んだ骨盤は、約一ヶ月をかけて完全に回復すると言われています。その時期に無理なダイエットをしてしまうと骨盤が歪んだままになってしまい、痩せにくい体質になってしまうようです。
また、骨盤同様、腰回りの筋肉も妊娠中に変形しており、これもまた、回復までに一ヶ月程度の時間が必要と言われています。
さらに、この時期運動をしても筋肉を鍛える事はできないようです。産後の運動は、産後一ヶ月を過ぎたころから様子を見ながら進めて行くと良いでしょう。
産後ダイエット、帝王切開した場合の開始時期は?
帝王切開した場合の産後ダイエットは、傷の回復を最優先にすることが必要です。普通分娩に比べ、スタート時期を遅らせる方が良いとも言われています。
傷口の痛みがあるうちはもちろんNGです。傷の治りには個人差があるので、傷口をケアしながら自分に適したペースで運動をスタートさせましょう。
また、傷口をきれいに治すためにも、傷口を締め付けたり、傷口に負担をかけるような服装や動きには気を付けなければなりません。
産後ダイエットにオススメのダイエット法5選
出産後、忙しく体調も万全ではない中で、ダイエットを成功させるにはどうしたらよいのでしょうか?ここでは、産後おすすめのダイエット法を5つ紹介します。
授乳
母乳は血液で出来ていて、母乳を作るためには大量のカロリーを消費します。このため授乳によって1日500kcal以上ものエネルギーを消費すると言われています。「母乳ダイエット」という言葉があるほどです。母乳を飲ませることで大量のカロリーを消費し、ダイエット効果が期待できるのです。個人差はありますが、運動せず体に負担をかけない産後ならではのお手軽ダイエットだと言えます。
運動
産後の生活に身体が慣れ始めた産後一ヶ月後くらいから、ウォーキングやストレッチ、ヨガ・ピラティスなどの運動を始めると良いでしょう。赤ちゃんと一緒に行くことが出来るベビーヨガやママストレッチなどの教室に通っても良いと思います。負担にならなければ、基礎代謝を上げるためにも筋トレなどで筋力アップを図ってみて下さい。
また、産後の運動は骨盤周りを中心に行い、骨盤を整えることを目指しましょう。
骨盤周りに効くおすすめ産後ダイエット法!
食事
産後は食事制限をするダイエットは好ましくありません。量を減らすよりも食材や調理法を工夫してしっかりと栄養を取りながらも余分な脂をとらないことが必要です。肉料理を魚料理にしたり、肉ならば脂身を避ける、なども効果があります。これまで揚げていたものを茹でたり蒸したりすることも重要です。簡単に言うと、和食中心のメニューにすることが良いとされています。
また、炭水化物を抜いたダイエットは、一時的に効果を表してもリバウンドしやすいのでおすすめできません。以下に産後ダイエットにおすすめの食材をあげてみます。
- 適量の炭水化物
- 血糖値をゆっくり上げる新鮮な生野菜や生もの
- キノコや海藻こんにゃくなど食物繊維を多く含む食材
- 鶏ささみ、牛ひれ肉、豚ひれ肉、卵、乳製品、豆類、魚介類などの高タンパクの食材
酵素ドリンク・酵素サプリ
運動ではない手軽な産後ダイエットとして注目されているのが酵素ドリンクや酵素サプリの摂取です。
妊娠で下がってしまった基礎代謝をアップさせるだけでなく、酵素(タンパク質)のほかビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれているので、ママの体にも母乳の栄養源にもぴったりです。
おやつ代わりにしても空腹感が満たされます。
骨盤矯正
出産で骨盤が緩んだり、歪んだままになっていると、太りやすい体質になってしまうようです。
骨盤矯正に効果的な運動を取り入れたり、骨盤ベルトを付けたりして、出来るだけ骨盤を締め、正しい位置に戻してあげましょう。骨盤修正がうまく行われないと、血流循環の悪化を招き、身体の代謝にも影響が出ます。脂肪燃焼の効率化が妨げられる原因にもなるようです。
骨盤が正しい位置に戻ると、内臓も正常な位置で機能できるので、栄養素の吸収も良くなります。
さいごに
産後すぐに体重計に乗って予想よりも体重が減っていない現実にビックリするママは多いと思います。すぐにでも産後ダイエットをと考えたくもなりますが、産後の身体は思っている以上に疲れています。
早く元の体形に戻りたいと思う気持ちは分かりますが、体の機能を回復させることを一番に考えて、少なくとも一ヶ月位は絶対に無理をしないことです。
体の回復や痩せ方にも個人差があります。自身の身体と相談しながら自分に合ったダイエット法を見つけてくださいね。