
男女の出会いは、今やネット上にもあります。ネットが普及する前は、限られた場所でしか出会いがなかったものの、今では運命の相手ともネットで出会える時代。そこで、ネット恋愛についての基本的な知識や、リアルな恋愛につなげるコツをお伝えします。
目次
ネット恋愛ってなあに?
インターネットを通じた出会いをさします。SNSなどに会員登録をした者同士が、友達になったりあるいは紹介されたりして出会うのがきっかけです。SNSでは共通の趣味などから、つながる人も多い傾向にあります。アカウントを知っていれば、初めてでも気兼ねなくメールすることができるため、リアルな恋愛よりも「はじめまして」の緊張感は、やや低めです。
ネットとリアル、恋愛の違いは?
ネットの画面でのやりとりか、実際に会って話すかの違いになります。恋愛は基本、どちらも同じ感覚であるといえるでしょう。なぜなら、お互いに「相手のことをもっと知りたい」と思うのは、どちらも共通だからです。
ネットならではの強みは、口下手やあがり症でも文字だけで会話できること。たとえコミュ障どうしでも、恋愛関係になれるのです。リアルな恋愛においては、話し上手や容姿の良さも重要視され、自信がないと恋愛すらできない場合もあります。
ネットではメールのやりとりだけで、リアルな出会いより、たくさんの人とコンタクトを取れるのもうれしいところ。そのため、多くの友達から自分にぴったりな人を選べるのは、職場や学校など限られた場所での出会いよりも、効率が良いと考えられます。
ネット恋愛のメリットとデメリット
ネットやスマホを持っていれば、いつでもどこでも気軽に始められるのがメリットです。簡単なメールのやりとりを通じて、自分にふさわしい人かどうかを判断できるため、上手く使えればじっくりと相手のことを観察しつつ、恋愛に発展させていくことができます。出会える人の年齢も幅広く、遠距離の相手ともチャットを楽しめるのもメリット。
一方、デメリットはネットだけに嘘の情報も多いということです。プロフィールの嘘、年齢詐称といった基本情報での偽りも、簡単にできてしまいます。また、口下手でもメール上手なら、本来の自分とは偽って相手を口説くことも可能。メールで盛り上がるものの、会ってみたら全然自分とは合わない人だったという話も、ネット恋愛では少なくないのです。
ネット恋愛の出会いの場
Facebook、Twitter、mixi
次に、ネット恋愛を始める場所をご紹介します。主にSNSを活用して、出会うパターンは多いでしょう。相手のことを知らなくても、ボタンひとつで友達を作ることができますね。例えば友達になって、何だか合わないかもと判断したら、友達を解除すればよいという気軽さもあります。
Facebookは実名で使っている人も多いため、SNSの中では信ぴょう性が高めです。ネット恋愛の初心者なら、Facebookからイベントなどに参加して、交流を深めていく方法もあります。
Twitterはどちらかというと、あなたのファンづくりに向いているでしょう。マメに情報発信をして自分の考えを主張したい人なら、Twitterを積極的に活用するのも手。気に入った人がいればフォロワーになり、相手の発言から人となりをイメージすることもできますね。
mixiは同じ趣味を持った人が集まりやすいため、趣味から出会いにつながる特徴があります。イベントに参加すれば、同じ趣味というくくりで集まるため、目的がはっきりとしていて安心です。
自身のブログやHP
先ほど、Twitterでファンづくりができるということをお伝えしましたが、ブログはもっとコアなファンを集められるツールです。開設していれば時々、読者からメッセージが届くこともあるでしょう。異性との出会いということよりも、最初はあなたに共感してくれる人かどうかということが大切です。
返信のやり取りをするうちに、仲良くなって会うということもできますし、もっと積極的に考えるなら、自分でイベントを開催して、読者に集まってもらうという方法もあります。
SNSと自身の運営するHPとの違いは、訪問者数です。そのため開設したての頃は、訪問者数はゼロ。そこからスタートしなければならないため、最初はSNSを併用するのもよいでしょう。
例えばTwitterでブログなどを紹介すると、Twitter経由で訪問者数を増やすことができます。イベントを開設した時の参加人数も増えますので、その結果良い出会いにつながるという流れができるでしょう。
結婚情報サイトも
ネット恋愛の先駆けが、実は結婚情報サイトだったという声を、聞いたことがある人もいるかもしれません。遊びではなく、結婚という目的で恋愛をしたいと考えるなら、結婚情報サイトを利用する方法もあります。
ここならSNSとは異なり、真面目な出会いを求めている人しかいないでしょう。結婚情報サイトに登録すると、気に入った人をHP内でネットサーフィンしながら見つけ、いいなと思う相手がいれば、コンタクトを取ることもできます。会費を払わないと使えませんが、ここから結婚するカップルも増えているのです。
ネット恋愛の遊び男の見抜き方5つ
相手の写真がイケメンすぎるOrなし
結婚情報サイトを除く、ネット恋愛での出会いには、注意しておきたいことも。ここからは遊び男を見抜いて、リアルな恋につなげる基本的な知識をお伝えします。さて、プロフィール写真は、ネット恋愛での第一印象になります。最初は顔重視で相手を選びがちですが、いかにもイケメン風な男には要注意。
イケメンであれば、女子からのメールが多くなることが予想され、ネット恋愛であちこちに彼女を作っている可能性があるのです。また写真がない人も注意したほうが良いでしょう。顔を出せない理由があるか、遊び目的のリスクも高いからです。メールをやりとりしたら、写真を送ってほしいということを伝えてみましょう。
プライベートな話題を教えてくれない
プロフィールの基本情報があまり書かれていない場合は、年齢や職業をメールで確認しながら相手のことを探りましょう。しかしネットでの恋愛は、嘘でも成り立つのも事実ということを頭に入れ、信じ込みすぎないことが大切です。
休日の過ごし方や趣味など、プライベートな話題を全く教えてくれない相手は、何かを隠していることも。ちなみにネット恋愛には、遊び目的の既婚者もいます。
書き込みが嘘っぽい
SNSであなたがアップした情報に、いいねや書き込みをしてくれる人もいると思います。そこでは、相手の考え方や人柄が出てしまうもの。書き込む相手があなたのことを気に入っている場合、書き込みの数が多くなるでしょう。
書き込まれた内容に矛盾を感じたら、相手にメールで確認してみてはいかがでしょうか。発言を覚えていないなどの言い訳をする人は、信頼性に欠けることもあります。
スカイプをしたがらない
プロフを偽っていることや、プライベートが全く見えない、嘘っぽいというのをいち早く解決するツールがあります。それがスカイプなど、相手の顔が見えるビデオチャットです。ネット恋愛をするなら、スカイプもできるだけつなげられるとベター。
メールだけではわからない相手の雰囲気も見えますので、気が合いそうかどうかを判断することもできます。相手がそれを嫌がるなら、あなたもその相手とは、メールだけのお付き合いにしておいたほうが無難です。
いきなり会いたがる
メールを数回やり取りしただけで、いきなり会いたいと言われたら、やはり注意が必要でしょう。会うというのは、ネット恋愛ではハードルが高いことになりますが、そのハードルを越え慣れている男は、遊び目的である可能性があります。会うにしても、メールやスカイプで「大丈夫」という確信が得られてからでも、遅くはありません。
ネット恋愛を本気の恋に実らせるコツ4つ
プロフ写真はありのままに近いものを
さきほどイケメンすぎる写真の男に注意ということを述べましたが、あなたもイケ女すぎる写真を載せないようにしたほうがよいでしょう。イケ女すぎる写真は、遊び目的の人を寄せ付けてしまうリスクや、相手と会った時のガッカリ感が大きくなる、というデメリットがあります。自分のハードルを上げてしまいますので、加工をするにしてもほどほどがよいですね。
まずは友達からスタートして
リアルな恋愛にも、友達としてお付き合いする期間があることも少なくないでしょう。それと同じように、まずは相手を友達として受け入れるほうがよいですね。親しくなったら、コイバナもOKです。しかし、リアルな恋愛に発展させるなら、告白をメールだけで済ませてはいけません。会った際に、やっぱり好きな人だとわかってからのほうが、相手もグッときますよ。
会う前までに必ずスカイプで会話して
ネット恋愛では偽りが多く、本当の相手について、会うまではわからないものです。できればスカイプで顔を見て話をしてから会うと、失敗が少なくなります。もしもスカイプで「思っていた人と違うかも」と分かれば、会わないという選択肢も残せますね。会って気まずい雰囲気になるよりもよいでしょう。
最初に会う日は昼間で人が多い場所
会う場所は、できるだけ人が多いところを選びます。初対面なら昼間のカフェでも構いません。信頼できる関係になるまでは、気を抜かないようにしましょう。またデートをスムーズにするため、会ってからのプランをメールで話し合っておくとよいですね。ノープランだと、お互いの好みの場所に行けずストレスになってしまうことが予想されるからです。
ネット恋愛!メールだけの関係もアリ
会うまでには至らなかったけれど、すごくいい人と巡り合えた!ということもあるネット恋愛。お互いに会うことが恋愛成就と考えているのではなく、メールだけで幸せを感じる「純愛」も生まれやすい特徴があります。
寂しいときに嬉しいコメントをくれる人、おはよう・おかえりメールをくれる人、それだけで元気をもらえるなら、そういった関係でつながることができるのも、ネットならではといえます。必ずしも会わなきゃ!というわけではなく、お互いにとってちょうどよい距離感を考えることも大切です。
さいごに
ネットもリアルも恋愛では、お互いに相手をよく知るというところに行きつきます。ネット恋愛では、写真もメールも自分を盛りすぎないことが大切。ネットからリアルにつなげるには、徐々に段階をふんでいくほうが安心です。以前はネット恋愛に不信感も漂っていたこともありましたが、ネットから生涯のパートナーを見つけられる時代に、変わりつつあります。あなたもすてきな恋愛を始めてみませんか。