足のむくみを解消するツボ8選!【寝る前の1分だけで簡単!】

立ちっぱなし、座りっぱなし、歩きっぱなしで起きる”むくみ”。
むくみがひどくなると痛みも出ますし、むくんだ足を放置すると脂肪にかわってしまうなんて噂もありますよね。
むくみ改善には様々な方法がありますが、その中でもおすすめはむくみ解消に効くツボを押すこと!
手軽にできるので、仕事中や寝る前のちょっとした時間にむくみ対策をすることが出来ます!
でも…
- むくみに効くツボってどこなの?
- そもそも本当にツボを押すだけでむくみが解消するの?
など、むくみ対策のツボに対して疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、ツライ足のむくみを解消するツボについてご紹介いたします!
目次
どうしてむくみをツボを押すだけで改善出来るの?
ツボを押して不調を治すという行為は、はるか昔から認知され、効果があると実践されてきた治療のひとつ。
ただ押しているだけなのになぜ効果があるのでしょうか?
そして、どうして押すだけでむくみを改善出来るのでしょうか?
足のむくみを引き起こす仕組みを知る!
食べ物などから摂取した水分や栄養は、血液と共に全身を巡っています。
体をめぐるのは栄養だけではなく、不要になった水分も静脈やリンパを通って流れ、体外へ汗や尿などとなって排泄されます。
しかし、血流が悪い、リンパの流れが悪いなどの理由で不要になった水分が溜まってしまうと足がむくんでしまうのです。
足のむくみを引き起こす原因は?
足のむくみを引き起こすのは、血流やリンパの流れが悪くなり、水分が体に溜まってしまっているからです。
では、むくんでしまう原因はなんなのでしょうか?
長時間立ちっぱなし、座りっぱなし
筋肉が伸縮することによってポンプの役目となり、重力に負けることなく全身に血液やリンパを巡らせることが出来ます。
しかし、立ちっぱなしや座りっぱなしなど、同じ姿勢が長い時間続いてしまうと、筋肉が動かないため、血流、リンパの流れが悪くなり、むくみやすくなってしまいます。
運動不足や冷え性などによる血行不良
運動不足や冷え性をお持ちの女性は、血液の流れが悪い血行不良の状態が続いています。
血行不良が慢性化している体は、不要な水分を排出することができず、むくみやすい体質になってしまっています。
塩分の取りすぎ
塩分を撮りすぎてしまうと血中の塩分濃度が濃くなり、体は濃くなってしまった塩分濃度を薄めるために水分を体に溜め込もうとします。
水分が増えると血液も増え、血流が悪くなりむくみにつながってしまうのです。
内臓が弱っている・病気
肝臓や腎臓が弱っている場合やなんらかの病気にかかっている場合、正常に水分を排出することができなくなり、むくみを引き起こしてしまいます。
内臓の病気がむくみの原因の場合は、病院で診察を受け適切な治療を受ける必要がありますので、むくみがあまりに深刻な場合には早めに受診をしましょう。
ツボは神経の交差点!
ツボは、神経と神経が交差しているところにあります。
道路の交差点が混雑しやすいように、神経の交差点も神経の流れが滞りやすいのです。
特に、ストレスや肉体的疲労が加わったとき、流れはさらに悪くなってしまいます。
ツボを押すということは、この交差点での滞りをスムーズにするということです。
ツボを押すと脳がむくみを治す!?
ツボは神経の交差点になっていますので、押すことで神経を刺激することが出来ます。
刺激された神経は、脳へその情報を伝え、脳はその情報をもとに、不調を改善しようと指令を出します。
つまり、むくみに効くツボを押すと、「体がむくんでしまっている!」という情報が脳へ伝わり、脳が「むくみを解消するためにこれをしなさい」と命令を出します。
そうして、むくみを改善することが出来るのです。
1分でできる簡単むくみ解消のツボ8選!
むくみに効くツボはたくさんあります。
これは、むくみの原因と関わる神経の数が多いことが理由です。
一か所にこだわらず、複数のむくみに効くツボを押すことで、むくみ解消の効果をより実感することが出来ます!
三陰交(さんいんこう)
肝臓、脾臓、腎臓の神経が交差するツボ。
血行促進、ホルモンバランスの調整に効果があり、むくみだけでなく夫人家計の症状、腰痛、不眠、冷え性等の悩みをお持ちの方にもおすすめです。
三陰交の見つけ方
内くるぶしの中心に小指をあてて、膝方向に指四本分の位置にあります。
三陰交の押し方
脛の上から足をつかむような形で押します。
三陰交は骨のキワにあるので、骨の内側に指を入れ込むように押すことがコツです。
足の三里(あしのさんり)
全身の不調にも効く、万能ツボの1つ。特に膝から下の足の不調に効果が高いツボです。
水分バランスを整えるのでむくみ、だるさを解消できます。
足の三里の見つけ方
膝のお皿の下に人差し指の端をあてて、つま先方向に指四本分の位置にあります。
膝下の2本の骨が接しているV字のくぼみです。
足の三里の押し方
両手の親指をツボの上に重ねて押します。
親指をV字のくぼみにひっかけ、引っ張るように押すことがコツです。
水分(すいぶん)
名前の通り、体の水分バランスを整えてくれるツボです。
水分代謝やリンパの流れを促進し、むくみを改善します。
水分の見つけ方
おへその真上に親指一本分の位置にあります。
水分の押し方
人差し指の腹で体の奥に向かって優しく押します。
指は曲げず、体幹に届く意識をして押すことがコツです。
足の井穴(あしのせいけつ)
血管を広げ血液の流れを良くする作用があり、冷え性に効果があるツボです。
血液の循環を良くさせることで余分な水分を輩出できる体を作り、むくみの改善につながります。
足の井穴の見つけ方
足の指の爪のキワにあります。
爪の両側、左右の足の指全てにあり、20か所のツボの総称を足の井穴と呼びます。
足の井穴の押し方
指の腹側から指をつまみ、爪のキワを押します。
ぐっと押すだけでなく、グリグリと揉む様に押すことがコツです。
血海(けっかい)
血の巡りやホルモンバランスを整えるツボです。
血液の流れを促進しむくみを改善するだけでなく、婦人科系の疾患や生理時の不快な症状にも効果があります。
血海の見つけ方
手を内腿側に向けて膝のお皿の上側に小指をあて、足の付け根方向に指四本分の位置にあります。
血海の押し方
膝をつかむ様にしてツボに親指をあてて押します。
骨のキワに指を入れ込み、骨を持ち上げるようなイメージで押すことがコツです。
大腸兪(だいちょうゆ)
血の巡りやホルモンバランスを整えるツボです。
むくみ改善の他、生理周期の乱れなどにも効果があります。
大腸兪の見つけ方
背骨と骨盤が交差する位置、背骨の両脇のキワにあります。
大腸兪の押し方
親指の腹をツボに当てて押します。
左右にあるツボを片方ずつ、体の中心に押し込むイメージで押すことがコツです。
天枢(てんすう)
老廃物、不要な水分の排出を促すことで、むくみを解消するツボです。
新陳代謝が活発になるので、ダイエット、美肌効果にもつながります。
天枢の見つけ方
お臍の横に指三本分の位置、左右2か所あります。
天枢の押し方
中指をツボの上に当て、他の指もそえながらツボ周辺も一緒に押します。
左右同時に、体の中心に向かって優しく押すことがコツです。
中院(ちゅういん)
ホルモンバランスを整え、全身への栄養の巡りを良くするツボです。
栄養が全身に行き届くことで、クマ、くすみ、吹き出物にも効果があります。
中院の見つけ方
お臍の上に小指をあて、お臍から真上に指四本分の一にあります。
中院の押し方
中指の腹をツボに当てて押します。
指は曲げずに体の中心に向かって優しく押すことがコツです。
ツボの効果を最大限に引き出す方法は!?
せっかくツボを押してむくみ解消をするなら、より効果の高い方法でツボ押しをしたいですよね。
そこで、意識してほしい効果を高めるツボ押しの方法をご紹介します。
むくみ解消のツボを見つけるコツは?
ツボを押しても効果が実感できない場合には、正しくツボを見つけられていない可能性があります。
ツボの位置は骨のキワにあることが多く、押すと「ツーン」とした刺激があります。
このツーンとする角度を見つけることで、正しくツボを押すことが出来ます。
むくみ解消のツボを押す強さは?
むくみ解消を目的とする場合は、”痛気持ちい位の強さ”が理想です。
しっかりと押すことで、神経の活性化も高まります。
むくみ解消のツボを押す回数は?
一か所につき、押す回数は2~3回です。
押しすぎてしまっても感覚がマヒして効果がでにくくなってしまう他、痛みなどの炎症につながる場合もありますので、押しすぎには注意が必要です。
むくみ解消のツボを押すタイミングは?
一日の中で、押したいときに押せるのが手軽なツボ押しの魅力ですので、タイミングを重視する必要はありません。
ですが、体が温まりリラックスしている入浴中はツボ押し効果が高まるのでおすすめです。
温度が高すぎると交感神経が活性化し、体がリラックスモードではなくなってしまうので、お風呂の温度は体温プラス4度までにしましょう。
むくみ解消のツボを押す長さは?
ツボにしっかり刺激を与えるには、5秒かけてじっくり押すことがポイント。
少しずつ力を入れて「痛いけど気持ちいい」という強さまで力を入れます。
- ツボを押す前に大きく息を吸う
- 口をすぼめて、息を細く吐きながらツボを押す
- 痛気持ちい強さになったらそのまま5秒キープ
- ツボを押す力を抜きながら息をゆっくり吸う
これで1回のサイクルになります。
1つのツボにつき、この押し方で2~3回を目安に押しましょう。
むくみ解消のツボを押した後は?
ツボを押した後は、水分を積極的にとりましょう。
神経が活性化され、毒素や老廃物、余分な水分などが出やすい状態になっています。
水分をしっかり補給することで、一気に体外へ排出します。
冷たい水は胃を冷やしてしまい、せっかく活性化した神経をしずめてしまうので、体温くらいの白湯がベストです。
ツボ押しとあわせてやりたい!むくみ解消効果アップのマッサージ!
むくみを解消するツボを押すだけではなく、あわせてむくみ解消マッサージを行うことで、ツボ押し、マッサージ両方の効果をアップさせることが可能です。
足のむくみがとれると睡眠の質も上がるので、是非お試しください。
太ももの付け根をマッサージ
太ももの付け根にはリンパ管が密集しているので、ここをもみほぐすだけでリンパが流れやすくなり、むくみ解消に効果を発揮します。
マッサージの前にリンパの密集する場所をほぐすことで、その後のマッサージ効果も高まります。
【太ももの付け根をマッサージのやり方】
- あぐらをかいて座る
- 両手の手のひらを太ももの付け根に重ねる
- 体重をかけてゆっくりと押す
- 左右5回ずつ行う
膝の裏・足首のマッサージ
膝の裏、足首にも太ももの付け根と同じようにリンパ管が密集しています。
リンパを流す前によくもみほぐしましょう。
【膝の裏のマッサージのやり方】
- 足を前に出して座る
- 膝を曲げ、膝の裏のくぼみに人差し指~小指をあててもみほぐす
- 左右10回ずつ行う
【足首のマッサージのやり方】
- 足首をぐるぐると回す
- 足の裏と足の甲をつま先から足首に向けてさする
- 左右5回ずつ行う
ふくらはぎのマッサージ
足の中でも最もむくみやすい部位であるふくらはぎは、少し強めにマッサージをすると効果が高まります。
一点に力が入りすぎない様、指の腹全体を使ってマッサージします。
【ふくらはぎのマッサージのやり方】
- 軽く膝を曲げ、足を前に出して座る
- 足首から膝の裏へ、人差し指~小指の腹を使い撫で上げるようにさする
- この時、親指で脛のキワを同時にさする
- 左右5回ずつ行う
太もものマッサージ
太ももにも大きなリンパ管がありますので、しっかり流して溜まってしまった余分な水分、老廃物を流しましょう。
【太もものマッサージのやり方】
- 軽く膝を曲げ、足を前に出して座る
- 両手で太ももをつかむようにして手のひら全体で膝から太ももの付け根に向かってなでる
- 太ももの外側、内側、裏側の3か所に分けて行う
- 左右ともそれぞれ5回ずつ行う
足のむくみを放置してしまうと…?
つらい足のむくみは放置してしまうとむくみが悪化するだけでなく様々な弊害がでてきてしまいます…!
足がむくんでしまったときはできるだけ早く対処をする必要があります。
冷え性になる
老廃物や余分な水分が溜まってしまった足は、血液の流れが悪くなり、冷え性の原因となります。
逆に、冷え性はむくみの原因ともなるので、むくみ→冷え性→さらにむくみがひどくなる…の悪循環になってしまうのです。
足が太くなる
むくむことで足が太くなってしまうのは、一時的なもので、むくみが解消できれば足の太さは戻ります。
しかし、むくみが慢性化、むくみを放置した場合、血流が悪くなったむくみ足は細胞の活性化や老廃物の排出がうまくされず、脂肪がつきやすくなってしまいます。
むくみを放置しているといずれ、むくみではなく脂肪によって足が太くなってしまうのです。
代謝が落ちる
代謝の高い体は、余分なものをしっかり外に出すことができ、栄養のめぐりもよく、全身の細胞が活発に活動しています。
しかし、むくみによって老廃物などでリンパや血液の流れが滞っていると栄養が全身に届かず、細胞がうまく活動できなくなってしまいます。
内臓、筋肉、肌など、多くの体の機能が衰弱して代謝の悪い体になってしまいます。
代謝が落ちると太りやすくなるので、むくみ放置は、太りやすい体を作ってしまうのと同じことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ツライ足のむくみは、ツボを刺激することによって解消することが可能です!
ツボ押しは、短時間でできるので、仕事中、通勤中、休憩中、寝る前など、いつでもどこでも手軽に行うことが出来ます。
日頃からむくみ解消のツボを押さえておけば、むくみ知らずの引き締まった足を手に入れられるかもしれませんよ!