
近年ではつけま(略:つけまつげ)、マツエク(略:まつげエクステ)、まつげパーマなど、まつげを長く多く見せるための手段が続々登場し、まつげへの関心が日々高まっています。
ただ、ある調査ではまつげが短い・少ないと悩む女性はなんと65%以上もいるとの事。
一方、男性へ「女性の顔で一番気になるパーツは?」というアンケートが実施されたところ、なんと68%もの人が「気になるパーツは目である」と答えました。
その中でもまつげは「ふし目がちになった時に、まつげを見て女の子らしさを感じる」「寝顔でまつげが長いという事に気付きドキッとした」などと異性から見てもまつげは重要なパーツだという事がわかります。
そんな大切なまつげが何らかの原因で「短い」「少ない」となれば一刻も早く改善をしなければなりませんよね。
しかし、日頃の生活の中で一体何が原因で「短く」「少なく」なってしまったのでしょうか。
今日からできる改善方法に加え、今話題のまつげ美容液とまつげ育毛剤についてもご紹介!
フサフサで長く、女性らしい目元を一緒に目指しませんか?
生活を見直そう!まつげが短い・少ない原因とは?
まつげが短い、少ない原因も人それぞれにあります。
これは「まつげ貧毛症」ともよばれる症状です。
せっかく周期的に生えているまつげを無意識に傷めている、抜いてしまっている場合があるので、今一度生活を見直し、原因をきちんと理解しましょう。
目を擦ってしまう
ゴシゴシと目を擦る癖がありませんか?
癖と認識していなくても、寝起きや花粉症、アレルギー、洗顔などで無意識に目を擦ってしまっている人も多いはずです。
実はまぶたの約2mm程度しかまつげは埋まっていません。
それゆえ、摩擦が起きると簡単に抜けてしまう非常にデリケートな毛なのです。
マスカラを塗りすぎてしまう
まつげを長く見せるために根元からたっぷり、何度も重ねてマスカラを塗りませんか?
マスカラは女性にとってなくてはならない必須アイテムなはず。
しかし、1回はともかくとしてもほぼ毎日塗っていることで、まつげにとっては大きな負担となっています。
清潔なビューラーを使っていない
ビューラーの劣化を気にかけていますか?
特にわかりやすいのはゴムの部分。
ゴムにまつげが張り付き、脱毛の原因となっている場合があります。
また、うまくカールできないからといってかなりの力を入れたり、無理に引っ張ったりと正しくビューラーを使えていないこともNG。
更に、髪にホットカーラーやアイロンを使用し傷んでしまうのと同じように、ホットビューラーもまつげが傷む原因となります。
マツエク&つけま&まつげパーマによる傷み
まつげが短い、少ないで悩む女子にとっては非常に便利なマツエクとつけま。
実は1年で換算すると恐ろしい程の負担がかかっているのです!
その詳細がこちら。
つけまをつけた状態でまぶたを持ち上げる時、まぶたには
95kgの力士を1cm持ち上げるのと同じ負担!!!
マツエクをつけた状態でまぶたを持ち上げる時、まぶたには
65kg級の女性柔道家を1cm持ち上げるのと同じ負担!!!
マツエクを剥がす時に引っ張る時、まぶたには
26kgのブルドックを引っ張るのと同じ負担!!!
また、まつげパーマも髪のパーマと同じように、まつげへダメージが生じ、発毛しにくくなったり生えていても育ちにくくなったりと非常に悪影響なのです。
クレンジングによる強い摩擦
近年では水や汗で落ちにくいアイライナー・マスカラなど数多く出回っています。
ただあるリサーチでは、クレンジングの際にまぶたにかかる負担が1年で約168kgというデータが出ており、これはセントバーナードを2匹引っ張っているのと同じ負担です!
睡眠不足(夜更かし)や食生活の乱れ
まつげを作るのはやはり健康的な身体作りが基本です。
連日夜更かしが重なっている、不規則な生活を送っているということはありませんか?
また偏食やダイエットによって栄養バランスが偏ってしまっているということも、まつげの発育に大きく影響します。
涙や汗のナトリウム成分
涙そして汗が、まつげの脱毛の原因になるなんて驚きですよね。
実はこれらが目の周りの皮膚上で乾燥することによって、涙と汗のナトリウム成分がまつげの脱毛を促進させ、以降健康的なまつげも生えさせにくくしてしまうのです。
目の近くで乾燥させないようにすることが重要となります。
遺伝や加齢
遺伝については両親の影響よりもまず、私たち日本人の遺伝があります。
実は日本人女性は欧米の女性に比べ約1.3mmまつげが短く、本数も、カール感も乏しいといわれているのです。
また、40代前後からまつげの量・質に異変を感じる人が多くいます。
若い頃からメイクをし、まつげに負担をかけてきたとなれば、より一層異変を感じやすいでしょう。
これらはいずれも私達には必然的なもので避けては通れません。
薬の副作用や皮膚疾患
何らかの理由で薬を処方、それに伴った副作用によって脱毛症が発生してしまったり、アトピー性皮膚炎や病的乾燥によって皮膚そのものが炎症を起こし、まつげが抜けてしまう、生えさせにくくさせている場合があります。
まつげを守る・ぐんぐん育てるための改善策8選!
原因がしっかりわかったところで、これから改善策をご紹介します。
今からできることも沢山あるので、ぜひ実践してみてください。
1.ビューラーを変える
上記であったようにゴムの部分はこまめに変えること、少なくとも半年に1回は変えるべきでしょう。
また、使用した後にマスカラなど汚れが付いてしまった場合にはティッシュできちんと落とし、常に清潔状態を保ちましょう。
2.つけま&マツエク&まつげパーマを控える
ヘビーユーザーからするとなかなか勇気がいる事かもしれませんが、自まつ毛が太く長く健康的でいるのに越した事はありません。
今までのやっていた事が自まつ毛に直接的にダメージを与えていたので、ぜひ一時控えてみてください。
3.クレンジングに細心の注意を払う
摩擦を与えないようにするためと優しくささっと洗って汚れが落としきれていなければ、毛穴が塞がれた状態となってしまい、まつげの発育に影響を及ぼします。
使用しているマスカラやアイライナーが落ちやすいクレンジングを選び、オフする際も優しく、それでいてしっかり落とすことを心掛けましょう。
4.リップクリームなどで油分を与える
これは髪に美容オイルを付けるのと同じ要領です。
オイルを与える事によって髪が保湿され、ツヤやコシが出るように、まつげも油分を与える事で毛が太く強くなるのです。
そこで使いやすいのがリップクリーム。
元々スティック状になっているので、直にまつげに塗る事ができます。
しかし、薬用リップだと刺激が強すぎて目が痛くなってしまうので、低刺激のものを使用しましょう。
また、ワセリンやニベアなども同様の効果が見られるので試す価値アリです!
5.食事でタンパク質と亜鉛を摂取する
まつげの発育にいいとされるのがタンパク質です。
タンパク質には動物性と植物性がありますが、どちらかに偏る事なく両方をバランスよく摂取する事が大切です。
動物性タンパク質で代表的な食品は肉・魚・卵、植物性は豆類・穀物ですが、例えば肉と卵を掛け合わせたすき焼き、豆乳とお肉を掛け合わせた豆乳鍋などが理想です。
他にも牡蠣やうなぎなどに含まれる亜鉛、アーモンドやオリーブオイルに含まれるビタミンEなどは、タンパク質の栄養価を引き立ててくれる為、一緒に摂取する事をおすすめします!
6.しっかり睡眠を摂る
成長中のまつげをより発達させてくれるのが睡眠時間です。
睡眠が十分に取れていないと、ストレスを招き、身体の不調へ繋がり、身体全体の成長ホルモンが減速してしまいます。
また、睡眠は今あるまつげダメージの修復作業時間でもあり、大切にしているまつげ一本一本を守ってくれています。
十分な睡眠をし、心も身体も健康に、まつげをぐんぐん発育させましょう。
7.医療機関で相談
まつげが「少ない」「短い」といった悩みを解決してくれるクリニックがあります。
そこではまつげ貧毛症かどうかの診察がされ、貧毛症だった場合には生活習慣の指導や処方箋が渡される場合があります。
特に大がかりな診察ではないので、自分の力ではどうしようもできない人におすすめ。
8.まつげ美容液もしくはまつげ育毛剤を試す
近年話題沸騰中の画期的な商品、まつげ美容液。これはドラックストアやバライティーショップで手軽に買う事ができ、値段も約1000〜3000円程と大変リーズナブル。
一方まつげ育毛剤は美容外科や眼科などで医師と相談の上、処方してもらう事ができます。
まつげ美容液とまつげ育毛剤の違いとは
ここで疑問視されるまつげ美容液とまつげ育毛剤の違い。
上記の通り近所で買えるか、お医者さんにお願いして買えるかと購入方法の違いはわかりましたが一体何が違うのでしょうか。
ここからは今の自分に何が適しているのか考えながらお読みください。
まつげ育毛剤は「発毛・量を増やす」医薬品
美容液の前に育毛剤の説明から。
まつげ育毛剤というのは医師の指導により処方される、医薬品の一種です。
主に、今ないまつげを生やす「発毛」「増量」に特化しています。
「医薬品ならとても効果ありそう!」と使用者としては大いに期待するでしょうが、一つだけ注意点があります。
それは副作用が出てしまう可能性があるという事。
副作用というのは、主に目のかゆみや皮膚に付着した事によるシミ、誤って目に入ってしまえばひどい充血になりうる可能性があります。
一概にはいえませんが、特に肌の弱い人は注意が必要です。
そういった副作用を避けるためにも長期間の使用はおすすめできません。
ただ、何度もいうように「発毛」には効果的でしょうから、使用する場合はある程度発毛させたところで以降他の方法でまつげを育てましょう。
まつげ美容液は「今あるまつげを強く健康的に育てる」一般化粧品
一方、まつげ美容液はいわゆるトリートメント的な要素があり、今あるまつげを強く健康的に育ててくれます。
「ベースとなる自まつげが今ないんじゃ、意味がないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、本来まつげは目に見えないくらい産毛のようなコシのない状態で皮膚から生えてきているのです。それらを美容液成分で太く長くする事で、きちんと目に見えるくらいの存在感を発揮する事ができます。
また育毛剤のように副作用もないので、安全に長期間使用できます。
そしてマスカラの下地としても活躍し、マスカラ前に美容液をつけることによって長く保湿状態が保たれ、紫外線や乾燥からも守ってくれる、手軽で画期的なアイテムです。
まとめ
女性としてなくてはならないまつげですから、毎日丁寧に扱わなければなりません。
今回は分かった事は、注意一つでまつげの発育に大きく影響する事、つけま&マツエク&まつげパーマに頼ることなく手軽にできる発育方法があったという事です。
ぜひ日々まつげに気をかけ、より魅力な目を持つ素敵女子になりましょう!