
「そもそも、枕1つで肩こりの原因になるのか?」とあなたは疑問を持っていませんか?
実は、自分に合わない枕を使用していることが原因で肩こりになっている人が大勢います。
特に慢性的な肩こりに悩まされている人は、枕が原因である可能性が高いと言われています。
また、合わない枕を使用することは、肩こりだけでなく、不眠症、寝つきの悪さ、めまい、顔のむくみ、頭痛など体に様々な不調をもたらすと言われています。
なぜ、枕が合わないと肩こりや体調不良を引き起こすのか?
なぜ、枕が合わない私たちは肩こりをはじめとした体調不良を引き起こしてしまうのか?
その最大のポイントは「首」です。
私たちは、日中に首1つで重い頭を支えています。頭の重さは平均的に体重の約10%程度です。
つまり、60キロの人であれば、頭の重さは約6キロ程度となります。
想像してみてください。6キロのボール(頭)を1日中首で支えているのですから、相当な負担が首にかかっていることがイメージできますよね。
しかし、6キロというのは姿勢が良い人の場合です。 姿勢が良い人は首の骨(頚椎)で頭を支えていますが、姿勢が悪い人は骨(頚椎)ではなく、首の筋肉(僧帽筋や胸鎖乳突筋など)で頭を支えていることになります。
結果、姿勢が悪い人ほど負荷が大きくなり、実際は20〜30キロ近い負荷が首の筋肉にかかっています。
このように、日頃から猫背など姿勢が悪い人や、ノートパソコンやスマートフォンを長時間使用して頭を下に傾けている人は、首回りの筋肉が長い時間緊張状態になっています。
首の筋肉と肩回りの筋肉はつながっていますから、首回りの筋肉が緊張状態になってしまうことは、肩こりの大きな原因になります。さらに、大切な神経が集まっている首の神経(脊髄神経)が圧迫されてしまったり、頚椎がまっすぐになってしまうストレートネックを引き起こし、様々な体調不良の原因になる可能性があります。
近年では、スマートフォンやゲームの普及により頭を下げる時間が増えたために10代や20代の若い世代でもストレートネックなどになってしまい肩こりなどを引き起こしている方がいます。
このように、現代のライフスタイルにより肩こりなどの体調不良を起こしやすくなっているわけですが、首の筋肉を休める唯一の時間が睡眠時間であり、首の筋肉を休ませてあげることができ、肩こり解消の効果が期待できます。
しかし、首の筋肉の休憩時間にも関わらず自分に合わない枕を使ってしまうと、大切な休憩時間(睡眠時間)も首の筋肉が緊張状態のままになってしまいます。24時間365日首の筋肉が休めない状況が続いてしまい、慢性的な肩こりの原因となってしまうのです。
肩こりの原因になりやすい枕とは?
1)高すぎる枕
高い枕が好きな人も多いですが、高すぎるは首の筋肉に負担がかかるためにリラックスができません。そのため、肩こりの主な原因となりやすいです。また。気道が確保されないため、呼吸が苦しくなってしまいいびきの原因となり深い睡眠ができません。頚椎に負担がかかるので交感神経の緊張も過剰にになってしまいます。
2)低すぎる枕
低い枕を使用する場合も、首の筋肉に負担がかかり休ませることができませんし、頚椎が伸びてしまうためにぐっすり眠れません。また、頭に血が上ってしまいやすくなるために頭痛の要因にもなると言われています。
3)首が浮いてしまう枕
首が浮いてしまうということは、首に大きな負担がかかってしまいます。それでは、首周りの筋肉を休ませることはできません。
4)寝返りがしづらい枕
良い睡眠をとるために非常に重要なポイントが、寝返りのしやすさです。男性は平均24回、女性は平均16回程度の寝返りをしています。寝返りがスムーズにできないと、寝返りの際に大きな力が必要になるため、眠りが浅くなってしまいがちです。眠りが浅いことは、肩こりだけなく体全体の回復や、脳の回復の邪魔となります。
5)柔らかい枕
ふかふかして一見高級そうな羽毛枕などはおすすめできません。柔らかいことで頭が沈み込んでしまいます。沈み込んでしまうということは、非常に寝返りがしづらい枕であり、適切な高さになっていません。さらに首にも負担がかかってしまいます。
肩こりでお悩みの方は、自分にあった枕でない可能性があります。
まずはあなたにあった正しい枕を選びましょう。
NEXT >>正しいしい枕の選び方【おすすめ枕人気ランキング】