
女性が結婚に求めることで一番重要視するのは、男性の経済力だとされています。このため、婚活であげられる条件のトップは「年収」であることが多いです。
確かに生活をしていく上でお金は必要ですし、収入が多いに越したことはありません。
しかし、本当に経済力だけなのでしょうか?結婚は経済力だけで成り立っていくのでしょうか?
婚活と年収の関係について調べてみました。
目次
婚活事情
婚活の意味するところはかなり幅広いもので、出会いの場を探すことだけではありません。「料理教室」のようないわゆる花嫁修業的な取り組みも、婚活にあたります。しかし、「婚活」のメインの活動は、やはり、結婚につながるような新しい出会いを求めることです。
婚活の手段
新しい出会いを見つける手段は、婚活サイトや結婚相談所の利用、お見合いパーティーや合コン、街コンへの参加、友達からの紹介など様々です。本来ならば「運命の相手とは自然に出会いたい」ようですが、それが難しいアラサー・アラフォー女性は、様々な婚活ビジネスの助けを借りるようです。
婚活での条件
婚活サイトやパーティー、結婚相談所などへ登録する場合は、必ず相手に求める希望や条件を提示ことなります。その後、業者側が条件に合致する相手をマッチングしたり、条件に合ったパーティーや集まりを紹介したりします。主な条件には以下のようなものがあります。
- 年収
男性は婚活において、年収が高ければ高いほど有利と考えられているため、常に婚活条件のトップには年収があげられます。 - 学歴
学歴は、以前ほど問題にならないようですが、本人よりも親の方が気にするケースが多いです。やはり、大卒以上が有利になるようです。 - 性格
性格的には、やはり、優しい人、穏やかな人、人当たりの良い人、器の大きい人、などが求められます。さらに、「思いやりがある、気遣いができる」「人の意見を受け入れる柔軟性がある」など、誰とでもコミュニケーションをとれるような性格の人を求める事が多いです。また、お互いの価値観や感覚が近い相手だということも重要な要素になります。一緒にいることでポジティブな感情になれる結婚相手を求める傾向もあります。 - 容姿
様々な条件をクリアしたとしても、容姿がタイプではないと最終段階にまで辿り着けません。条件には当てはまっていても、実際に会ってみたら…。という事があるので、容姿は、最後のハードルとなるようです。
婚活で求める具体的な年収とは
「お金しか見ていない」と否定的な意見をいう人もいるようですが、充実した結婚生活にお金は必要です。実際に婚活する女性が相手に求める理想的な年収とはいくらくらいなのでしょうか。
最も多いのは500万円以上
婚活女性が求める年収で、最も多いのが年収500~600万円です。婚活パーティーでも、500万円以上が「普通」「最低ライン」などと言われます。男性の場合、年収500万円が、婚活における成功の鍵と言われるほどです。女性は、基本条件として「500万円以上」を抑えた上で、学歴や容姿、性格などの条件を重ねていくようです。
高収入といえば、1000万円以上
高収入男性を望む婚活女性が目指すのが、年収1000万以上。普通の婚活では、出会うことが難しいこのクラスの男性に出会うためには、「年収1000万円以上の男性限定」といった婚活パーティーに参加したり、限定の婚活サイトに登録するのが最も効率の良い方法です。高収入男性と出逢いたいのなら、そういう男性が集まる場所に出向いて、出会いを求めなければなりません。
実際の「男性平均年収」は
では、実際に、婚活対象となる独身男性の平均年収はいくらくらいなのでしょうか?年代別の平均収入を調べてみると
- 20代男性=350万円
- 30代男性=480万円
- 40代男性=600万円
最も婚活対象になりやすい35歳サラリーマン男性に限って見ると、平均年収は434万円。
- 500万円未満=67%
- 500万円~600万円=15%
- 500万円~600万円=15%
- 600万円~700万円=9%
- 800万円以上=9%
となっています。このように、婚活女性が男性に求める年収の条件と現実に対象となる独身男性が手にしている年収には、多少ずれが生じているようです。このため、年収を基準に婚活を進める場合には注意が必要です。
また、高い収入があれば必ず裕福な生活につながるとは限りません。現実的な婚活を進めるのならば、年収へのこだわりを外して、求める年収を少し下げてみることも必要かもしれません。もしくは、年収以外の条件についても、もう少し考えてみましょう。
婚活・年収よりも大切な事
そもそも婚活以外の出会いで、相手の年収を知る術はありません。普通の恋愛であれば、始めから年収が分かっている事は無いですし、その人の外見や中身で好きになります。それなのに、データが重要視される婚活となると、年収にばかり目がいくようになって、年収よりも大切な婚活条件が見えてこないのです。
金銭感覚が同じ
収入は多いに越したことはありませんが、高い収入があれば必ず裕福な生活につながるとは限りません。二人の金銭感覚が同じで、価値観が同じならば、お金の使い方や貯め方などで揉めることも少なくなります。結果、「お金が足りない」と思うことも少なくなるのではないでしょうか。
相手との相性
婚活で最も必要なことは、自分に合っている人を探すことです。それは、性格や趣味、結婚観などです。年収や職業、学歴といった付随しているものだけで判断すると、婚活に成功し結婚生活を送るようになった時、「こんなはずじゃなかった」と後悔することになるかもしれません。同じような結婚観を持った人との結婚は、穏やかで豊かなものになること間違いなしです。
自分を大切にしてくれる
結婚するという事は、この先長い間共に歩むという事です。是非、自分の事を大切にしてくれる人を探しましょう。高収入でも、仕事ばかりして家族に目を向けないような人では、望んでいたような結婚生活は送れないでしょう。
さいごに
婚活には付きものの「年収」。 条件を具体的にするのは良いことですが、相手に条件を付けすぎてしまったり、数字ばかりにとらわれ過ぎてしまっては、逆に出会いを減らしてしまうことになります。
経済力以外にも大切なことは必ずあります。
少しずつでも相手への条件の幅を広げるとともに、自分の出している条件が本当に結婚に必要なのかどうかを考え直す必要もあるかもしれません。