
自分より人生が上手くいっていそうな人を見ると、ついつい「私なんて全然ダメ…」と自己否定をしたり、物事をネガティブに考えてしまったりすること、続いていませんか。
イケていない自分、ダメな自分自身に嫌気がさしている…?もしかして、「こじらせ」てしまっているかもしれません。
目次
こじらせ女子とは?-恋愛の特徴‐
女性としての自信が持てない
恋愛ではお互いに本音で語り合ことが大切。こじらせ女子は、甘え下手な人が多いのが特徴です。本当は彼に甘えたいものの、素直に甘えることができません。彼としても全然甘えてこない彼女に対し、「好きではないのかな?」と勘違いしてしまうことも。
彼にフラれて「私なんて…」と落ち込み、ますます非モテ傾向になります。甘え上手な人、何でも上手くいっている人に対して嫉妬心を抱きやすいでしょう。
褒められるのが苦手
彼から、「かわいいね」と笑顔で褒められても、褒められることに慣れていません。素直に喜ぶべきところで遠慮をしてしまい、相手とのコミュニケーションが上手くいきません。もちろん褒められることは大好き。
それなのに、「私なんて…」と自分を卑下しすぎてしまいます。こじらせ女子は、自己評価が低いという特徴があり、それが恋愛をこじらせる原因になっているのです。
外見は一般的な女子
こじらせ女子は、女性としての自信のなさから、いかにも女子らしい服装や髪型が苦手です。外見はシンプルで、一般的な女子と変わらないことも。男性は、こじらせ女子とは気づかず、声をかけてきます。
しかし「私なんて…」と自信のない会話や、ネガティブな話題が続けば、彼も付き合いを見直そうかどうか考えてしまうでしょう。
合コンなどを遠ざける
飲み会での振る舞いでは、自虐ネタに走り、恋愛ムードになることも稀。「私なんかモテない」と、恋愛に対してネガティブに考えているため、見知らぬ男女が集まる場に行くことはしません。リア充すぎるノリも苦手です。そのため新しい出会いが遠ざかり、いつの間にかイイ男がいなくなって三十路に。婚期を逃してしまうこじらせ女子も、少なくありません。恋愛を面倒に思ってしまうと、男運もなくなっていきます。
こじらせ女子とは?-仕事と私生活の特徴‐
仕事を誰よりもガンバる
こじらせ女子は恋愛で上手くいかない分、仕事にエネルギーを注ぎます。そのため仕事では、上司からも認められやすい立場にあります。しかし、こじらせ女子は褒められるのを苦手としていて、まわりからの賞賛を受けると、素直に喜べません。
表彰台に上がるなど、目立つことに慣れていませんが、実は認められたがっているのです。そこで他の誰かが表彰されているのを見ると嫉妬してしまい、「私なんて…」と落ち込む原因を自ら作ってしまいます。
泣きたい時も弱みを見せない
人一倍仕事に励むため、頼まれた仕事はひとりで抱えてパニック状態に。「誰かに頼ること=弱みを見せる」ことだと思っています。また責任感がとても強いことから派生して、すべてを自分一人で成し遂げようとすることも。甘え下手から、燃え尽き症候群になってしまうこともあります。
過去の出来事を後悔する
「あの時、ああすれば…」という後悔が多く、ネガティブな反省ばかりします。仕事で上司に叱られるなど、上手くいかないことやハプニングがあった時は、自分の気がすむまでひとり酒なんていうことも。こじらせ女子は、あまりつるむことはしないため、落ち込む時は自分ひとりで悩んでしまうのです。
愚痴が多くなる
こじらせ女子は、自己肯定感が少ないことが特徴で、どこかで自分の存在を認めてもらいたいと思っています。
しかし、素直に相談することは稀で、悩んでいる素振りも見せません。愚痴やうわさ話が多くなると、まわりが「あの人、こじらせているのかも」と気付いてしまうことがあります。
アラサーアラフォーがこじらせ女子に陥る原因
未婚はまわりの変化が原因に
特にこじらせ女子に陥りやすいのは、友達などまわりの生活環境が大きく変わってくる、アラサーアラフォー世代。
同性の友達が結婚、出産、子育てなど、どんどん新しい人生を送る中で、婚活中の自分だけが、ポツンと取り残されてしまったという場合、「自分なんて」と自信をなくすことも。
既婚でもこじらせに陥る原因が
こじらせ女子は、未婚女性だけではなく、結婚や子育てをしている人にも当てはまります。配偶者や親戚、ママ友など関わる人が多岐に渡るほど、比較される機会も増え、「何をやってもダメな自分」と向き合わなければならないことがあります。「どうせ私なんて…」という思いは、配偶者やママ友にも向けられ、もめ事になるケースもあります。
自己肯定感が低くこじらせ女子になる2つの要因
育ってきた環境
実は育ってきた環境も、こじらせ女子になりやすいかどうかを大きく左右します。両親に褒められることが少なかった、両親が多忙でコミュニケーションがあまりない環境で育った子は、そうではない子に比べると、自信がなく、ちょっとした困難でも折れやすい心の脆さがあります。
両親との関わりは、愛されている実感や生きる価値など、とても深いところにつながっています。それは、後の恋愛の仕方にも表れ、上手に甘えられなかったり、自分を認めてもらえないのではないかという不安に、つながったりすることもあります。
しかし心の中に不安があっても、自分の本心をありのまま伝えることができず、男性との関係が長く続かないといった問題になりやすいのです。
大失恋、仕事、離婚など
人生では予想外の出来事に、遭遇することがあります。出来事のショックが、こじらせる原因になります。できるはずができなかった、モテるのにフラれたなど、自分の無力さを痛感しそこから「私には無理だ」と、自己評価を下げてしまうのです。
時間が解決するケースも多いですが、長引くほどこじらせ女子から抜け出せなくなるリスクが高くなります。
こじらせ女子の処方箋
こじらせてしまうのは、充電中のサインかも
心をこじらせているのはきっと今、あなたに心の休息が必要な時であるということを知らせているのかもしれません。こじらせ女子に陥る原因には、燃え尽き症候群が発端となっていることもあります。そのため、「ガンバらないと!」と無理にポジティブになろうとする時では、ないかもしれません。
こんな時こそ、「ガンバらない自分もいいね」と自分を認めて、ありのままに過ごす。これがきっと次の転機につながることでしょう。「やっぱり自分は…」と反省するより、今は何もしなくていいと開き直ることが大切です。
そろそろこじらせ女子を卒業したいと思ったら
ゆっくり休んだし、そろそろこじらせ女子を終わりにしたいかもと思えるようになったら、マイペースでよいので行動に変えていきましょう。先ほど、自己肯定感の低さがこじらせの原因ということをお伝えしました。
こじらせ女子に一番良いのは、自分の好きなことをする!ということ。趣味でも、気になった場所に行くことでもOKです。周りとの比較も必要ありません。自分ができることをやったり、できないことをできるようにしたりすることで、自己肯定感が生まれやすくなります。
自己肯定感が高くなると、周囲の人にも自然と笑顔になれて、人間関係も良好に。ポジティブなスパイラルが起これば、こじらせ女子をいつの間にか卒業できるのです。
褒められたら「ありがとう」と受け止めて
こじらせ女子は、自分が褒められることが苦手です。褒められ上手になると自信がどんどん湧いてきますので、「かわいい」「すごい」などと褒められた時には、否定をするのではなく、「ありがとう」と相手の気持ちを受け止めてみましょう。
これを習慣にすると、自己肯定感が高まっていきます。最初は、自分で自分を褒めることです。朝時間どおりに起きられたこと、自分の笑顔、スタイル…。些細なことから「今日キマッたね」「いい笑顔」など、褒めていくのです。そうすると相手から褒められた時も、喜んで受け止めることができます。恋愛でも良い関係が築けるようになりますよ。
さいごに
いつの間にかこじらせ女子に陥っていることも多く、最初は「こじらせているかも?」と気が付くことがとても大切です。何をやるにも自信がもてない、あきらめる、周囲と比較して落ち込む、愚痴っぽくなったなどの兆候はありませんか。
また、こじらせ女子を無理にやめようとガンバることは、ますますこじらせる原因に。まずは自己肯定感を高めていくことが大切です。