
どんなカップルにも訪れるといわれる倦怠期。今回は倦怠期に陥っているものの、別れるべきかそれとも、別れないほうがよいのか迷っている人に、アドバイスを伝授。さらに結婚生活との共通点から、倦怠期の対処方法を探ってみたいと思います。
目次
倦怠期の別れの危機はいつ頃訪れる?
ラブラブで付き合っても、いつかは訪れる倦怠期。さて一般的に、倦怠期にいつ頃陥ってしまうことが多いのか、知りたくありませんか?楽天リサーチ社による25~34歳の男女を対象にした調査では、最も多いのは「2年」、次に「半年~1年」という報告があります。
特に男性においては、半年から感じている人が36.2%もいるのは、注目したいところ。なぜなら、あなたが倦怠期だと気づく以前から、彼のほうが先に倦怠期を感じているという状況も、想定できるからです。
倦怠期は相手に飽きている状態から、言動が雑になり、恋愛感情が湧きにくくなるのが、主な特徴です。しかし、飽きたといっても、相手のことが嫌いになったわけではありません。であるからこそ、別れるかどうしようかと悩んでしまう人も多くいます。
倦怠期に別れを意識してしまう言動4つ
倦怠期とは、具体的にどのような状態をさすのでしょうか。そこで倦怠期によくある言動4つを、振り返ってみたいと思います。「倦怠期かな…それとも?」と悩んでいる人は、4つの状態にどれくらいあてはまるのか確認してみましょう。
1.相手の欠点が気になる
恋愛初期は、恋は盲目で相手のことが、すべて完璧に見えてしまうこともありますね。しばらく経つと、そのような魔法は解けて、相手の欠点ばかりが気になってしまうような場合、倦怠期に突入している可能性があります。
欠点が気になっても、最初はあえて口に出さない女性も多く、女性の中にイライラが蓄積。彼氏に直してほしいところを素直に言えたらいいものの、嫌われそうで言えないという人も多いのです。
2.恋愛のドキドキ感が失われた
恋愛初期は、会う前もドキドキ、会ってからもトキメキというように、四六時中「彼のことが大好きなんだ」と思っていた時間が多かったはず。しかし、近頃は、会っても恋愛のテンションが上がらない…としたら、倦怠期に入っていることが予想されます。
特に彼氏のほうが先に倦怠感に入っている場合、彼の態度を見て、恋愛の熱が冷めるということも。「とくに嫌いでもないんだけど、なんだかなあ」というモヤモヤが心の中に芽生えます。
3.会うと喧嘩が絶えなくなった
お互いの意見の食い違いが多くなり、自己中心的になってくると、会うたびに喧嘩をしてしまいます。この理由は、恋愛初期はお互いに相手のことを優先して付き合っていたものの、飽きてしまったことによって、自分中心に物事を考えるようになるからです。
もしも彼のことより、自分や自分の友達のことを優先するようになってきたら、倦怠期に突入しているといえるでしょう。彼も自分の意見を通したがることが多くなってきたら、倦怠期を感じている可能性が大です。
4.会話が減った
だいたい半年くらいすれば、お互いのこともよくわかってくるため、会話が減る傾向にあります。しかし明らかに自分に興味を持ってくれないと感じると、寂しさも出てきますよね。彼に「会話がないから寂しい」と言っても、彼がスマホに夢中になっているなら要注意。
思いやりのなさからの会話の減少は、倦怠期の表れといえるでしょう。会話が減ると同時に、メールも減ります。男性はラブラブな相手には、絵文字やスタンプをマメに送りますが、そうではない相手は事務連絡レベルが普通です。メールのやりとりからもわかるのですね。
倦怠期の別れは恋の試練かも
倦怠期に入ってスグ別れてしまうと、後悔するでしょう。なぜなら、本当の彼氏の姿は倦怠期中にあるからです。恋に盛り上がっていた時には、彼のすべてが完璧に見えたのかもしれませんが、人間には、長所も短所もあるのが普通です。
倦怠期が訪れることによって、冷却期間ができ、彼の短所も見えてくることが、大切なのです。短所が見えてくることで、相手への接し方がもっと深いものになり、人間的なつながりを感じられるものに発展します。恋の試練ですね。
また、相手の考え方を知ることは、あなたの人間的な幅を広げるよい経験にもなります。一方、倦怠期がきたら別れてしまうと、表面的な付き合いにしかなりません。相手から「好き」と言われているうちはよいですが、そう言われなくなった途端、別れるリスクも高めです。
なぜなら、人間的な付き合いに発展していないと、「嫌い=別れ」という単純な関係になってしまうから。相手の欠点が気になることも、喧嘩してしまうことも、実は深い付き合いになるために、必要なことでもあるのです。
何年も一緒にいる結婚、倦怠期はないの?
ところで、2年位付き合うと倦怠期を感じるカップルが増えるということは、結婚したらどうなるの?と気になりませんか。恋愛結婚の場合なら、同じように倦怠期を過ごしているはず。それなのに、どうして何年も一緒にいられるのでしょうか。
先ほどの、倦怠期に別れを意識してしまう4つの言動を軸に、恋愛と結婚でどう違うのか考えてみたいと思います。倦怠期でイライラ、モヤモヤしてしまうあなたも、参考にしてみて下さい。
倦怠期と結婚、4つのシチュエーションごとに分析
1.相手の欠点が気になる。結婚では…
相手の欠点を受け入れることで、欠点だけで相手を判断しないようになります。自分にも欠点があることを知っている女性なら、相手に完璧を求めません。嫌なところは、はっきり「嫌」と言い、直してもらいたいところは、「改善」を申し出ます。
イライラしても「それが夫」だから仕方ないと割り切るのも、人間関係を保つ秘訣。倦怠期を感じているあなたも、相手を受け入れることができないかどうかを、考えてみましょう。
2.恋愛のドキドキ感が失われた。結婚なら…
毎日のドキドキより、毎月安心して暮らせる安定を求めます。ドキドキしていたら身が持たないでしょう。ドキドキと同じレベルの嬉しさでは、誕生日のサプライズ、子供からのプレゼントなど、行事的なことから、じんわりとした幸せを感じることがあります。
倦怠期になったら、表面的なドキドキを求めるのではなく、彼と一緒にいられる幸せを改めて感じてみては。
3.会うと喧嘩が絶えなくなった。結婚なら…
毎日会っているので、喧嘩が長引くとデメリットになることを知っています。そのため、お互いのどちらかが折れることで、決着がつくことも。勝ち負けにこだわらず、落ち着くところに落ち着くのがゴール。恋愛中の喧嘩でも、彼に勝たなきゃと思っていたら、いずれ別れることになるでしょう。
4.会話が減った。結婚なら…
倦怠期よりも、もっと減ることもあります。共働き夫婦なら朝と夜の数分ということもあります。しかし数分の中でお互いを分かち合えるような、密度の濃い会話をします。伝えるべきところは伝え、トラブルにならないように相手に配慮します。
既婚者から学ぶ、倦怠期の別れの乗り越え方
倦怠期になったらすぐ別れる人は、結婚生活にも役立つ人間関係を、学ぶことができません。倦怠期は、相手にイライラしても、まずはありのままの彼の姿を見て、受け入れることが大切です。
いずれ恋愛の熱は冷めるもの。そのため、ドキドキすることより、「この人と付き合っていてよかった」と思える、人間的な付き合いに発展させていくことができれば、倦怠期を乗り越えられるでしょう。
倦怠期に別れるべき彼氏の特徴3つ
倦怠期を乗り切るには、彼の言動も鍵に。そこで、別れるべき彼のタイプを3つご紹介します。まずは別れても後悔しないかを考えます。そして、人間的な付き合いができそうもない彼なら、その先の結婚も難しくなるため、別れを決意してみてはいかがでしょうか。
1.彼氏の愛情を感じられない
自己中心的すぎる彼は問題です。彼女のモノを勝手に持ち出すようになった、お金を返さない、お礼を言わないなど、人としてどうなの?と振る舞いに疑問を持つようになったら、別れるサインです。お互いによく知っている仲だったとしても、最低限のルールは守るべきですね。
2.新しいデートを楽しまない
倦怠期に陥ると、マンネリしたデートではなく、新しいデートをしてみよう!と考えるカップルも多いでしょう。しかし、そこで彼が一緒に楽しんでくれないような場合は、要注意。あなたが倦怠期を乗り切ろうとしても、彼のペースにハマってダラダラな関係に。行動しない彼とは、さっさと別れたほうが良いでしょう。
3.彼氏だけに主導権がある恋愛
倦怠期は、自己中心的な考えになりやすいですが、彼氏だけに主導権があるような恋愛になっていたら、別れるほうがよいでしょう。あなたが忙しい時に会おうと言ったり、彼氏の機嫌が悪い時はデートをドタキャンしたりという態度は、恋愛に必要な「思いやり」に欠けています。人間的な付き合いがあまり見込めません。
さいごに
倦怠期は、今後長く付き合えるかどうかのきっかけになるものです。どのカップルにも必要だといえるでしょう。試練を乗り切ることができれば、倦怠期に悩まない関係になれます。そのためには彼の協力も必要不可欠。長く付き合っているカップルや、既婚者の例を参考に、人間的なつながりを深めていけるとよいですね。