
結婚式には欠かせない「受付」。結婚式・披露宴に出席するゲストが一番最初に立ち寄る両家の顔とも言える重要な場所です。
長時間の立ち仕事ですし、思った以上に気を遣って大変な役割なので、引き受けてくれた人にはそれなりのお礼が必要です。
意外と知られていない結婚式受付へのお礼についてまとめてみました。
目次
お礼は必須!結婚式に欠かせない受付とは?
結婚式の受付は、招待客を迎える大事な係です。ご祝儀を預かるというお金に関わる仕事もあるため、仕事内容を理解したうえで、最適な人材を選ばなければなりません。
結婚式受付の仕事内容
受付は、親族側の立場として、新郎新婦に代わってゲストを迎えます。芳名帳に記帳してもらったり、ご祝儀や祝電を受け取ったり、お客様の取次ぎ、席次表や席札を手渡す等の役目があります。金銭面の取り扱いが発生するため、責任が求められる仕事でもあります。
結婚式受付の人数
人数は、新郎側から男女1人ずつ、新婦側から男女1人ずつ、4人が一番多いようです。極端に少ないと、ゲストを待たせることになったり、トラブルが発生した時に対処しきれないなどの問題が生じます。大金の管理やゲストへの丁寧な対応などが求められるので、慎重に人選しましょう。
また、新郎新婦の意向や、地域的な慣習に左右されることも多いので、多少の負担をお願いできるくらい信頼関係がしっかりしている人に頼むと良いでしょう。
結婚式の受付のお礼は何をどのタイミングで渡す?
どのようなお礼をだれから渡すのか?事前に準備しておくことは?約束や決まりごとの多い結婚式ですから、悩むことでしょう。しかし、お礼に関わる流れは、結婚式に招待した側の礼儀として浸透している慣習なので、「知らなかった」ということが無いように、事前にしっかり準備しておきましょう。
事前準備を万全に
式の一週間前には渡す人のリストを作っておきましょう。品物の場合、早めに探して購入しておきましょう。お金の場合は、必要な新札を準備、お金を入れる袋なども多めに用意しておきましょう。毛筆か筆ペンで「お礼(御礼)」と表書きをして、両家の名前(苗字)を書き、式前日には最終確認をしましょう。当日渡してもらう親とはなるべく早めに打ち合わせをして、出来れば前日までに用意したお礼を預けておきましょう。
お礼の品物の定番は?
- 現金
受付をお願いした人に渡す定番はやはり現金です。相場は、3000円~5000円と言われています。 - ギフトカードなど
現金を渡すことに抵抗がある場合は、後で自分の好きなものを買うことが出来るクオカードやギフトカードをプレゼントしても良いでしょう。定番の商品券も良いですが、スターバックス・タリーズなどのカフェ系ギフトカードやユニクロ、無印、Amazonなどのショップ系ギフトカードなどでも面白いです。映画好きの友達へのシネマギフトカードやディズニーランド好きの友達へのディズニーリゾートギフトカードなども喜ばれるでしょう。 - 品物
仲が良い友人ならなおさら、友人の趣味に合わせたプレゼントなどを用意すると喜ばれます。事前に友人の欲しそうなものをリサーチしたり、「自分ではなかなか買わないけれどあると嬉しいもの」などを見つけてプレゼントしましょう。普段食べることがないようなお取り寄せスイーツなども良いかもしれません。
現金にしても品物にしても、そのものだけでなく、簡単な手紙やメッセージカードなどを添えて、感謝の気持ちを伝えましょう。
どのような形で渡すの?
ご祝儀袋もしくはポチ袋に入れて渡しましょう。ご祝儀袋を使用する場合、大袈裟な装飾のものは避けましょう。
1万円以下の場合、ポチ袋で良いとも言われています。のしや水引が印刷されているポチ袋が便利です。中身よりも袋が少し負けているくらいのバランスがちょうど良いようです。
いつ誰が渡すの?
本来ならば、新郎新婦から渡すべきものですが、結婚式当日、新郎新婦は忙しく動きが取れないため、お礼を渡すのは、頼んだ側の親または親族になります。新郎新婦それぞれの親か親族が、受付が始まる前にあいさつを兼ねて渡しに行きます。
さいごに
受付係は披露宴での「顔」です。 招待ゲストへは「親族側」のスタンスで挨拶をしてくれます。
気遣いが必要な場所ですし、服装や身だしなみなどについて頭を悩ませることもあるかもしれません。
結婚式を支えてくれる大切な友達への「お礼」です。感謝の気持ちを込めてをお渡ししましょう。