
「彼氏が冷たくなってしまった」と、嘆く女性は少なくありません。しかしなぜ冷たくなったのか、その理由が彼女にとっては謎の場合もあります。彼氏が冷たくなったと、感じる理由には男性と女性の恋愛に対する向き合い方に、ヒントがあることも。乗り越える方法をお伝えします。
目次
彼氏が冷たい?その前に恋愛傾向を知ろう
恋愛初期のラブラブは永遠ではない
まずは、恋愛傾向の違いから見てみましょう。付き合ったばかりの時は、一緒にいるだけでラブラブな状況が訪れます。この時期はとても盛り上がりますが、このラブラブはある時期を過ぎると、パタリとなくなってしまいます。
恋愛に対する男女の向き合い方の違いを、考えてみましょう。男性の恋愛は、付き合った時点が最高の盛り上がりになり、その後は緩やかにキモチの面では落ち着いてきます。それに対して女性は、付き合った時点は始まりであり、一緒にいる年月が長くなるほど、キモチの面では以前よりも盛り上がって、ますます彼氏のことが好きに。キモチをひとつのモノとして考えれば、1つ1つの恋を足し算していくような感じです。
関係が続くにつれて、盛り上がっていく女性に対し、男性の盛り上がり方は少なく、恋愛が長くなるほど、無理をしない「等身大の自分」になっていきます。この情熱のギャップにより、女性のほうが「彼氏が冷たい」と、感じてしまうのです。しかし、男性は彼女を嫌いになったわけではなく、彼女に気を遣わずに自然体でいられる自分を、見てもらいたいと思っています。
中期以降に彼氏が冷たいと感じる理由
特に男性から猛烈なアプローチによって、付き合いが始まった場合、彼氏が冷たいと感じる人が多くなります。男性は付き合うというゴールに向けて、一生懸命彼女にアプローチ。彼女に好かれる男になるため、あらゆる努力を惜しみません。
彼女は「こんなに尽くしてくれて、ステキな男性ならいいかも」と思って、付き合い始めます。しかし男性のほうは、お目当ての彼女を自分のものにできてひと安心、今までのような大変な努力をしなくても、恋愛ができるようになったと考え、アプローチをやめるのです。
女性が理解しておきたいのは、お目当ての彼女へアプローチをしている状況は、男性にとっては非日常的ということです。非日常ですから、長くは続きません。そのため彼女は、付き合う前にアレコレ尽くす彼氏が、彼氏の普通の姿なのだと思ってしまうのは要注意。付き合ってから、ギャップを感じやすくなります。
年月を共に過ごし、男性がアプローチをしてくれた頃のように、メールやプレゼントを頻繁に贈らなくなると、彼女のほうは「何だか前よりも冷たくなった?」と感じてしまうのです。
彼氏が冷たいけど大丈夫なケース3つ
まめにメールをくれない
メールの送信回数は、女性のほうが一般的には多めです。メールの送信回数が気になり出すのは、彼氏が冷たいと感じる最初の段階です。アプローチをしている時の男性は、短文でも送信回数が多めになります。また、絵文字やLINEスタンプ付きで興味を引くことも考えるでしょう。
また、付き合って最初は、「何時に起きた?」「今ランチ」「これから帰宅」というやりとりが新鮮ですが、毎日になると相手のことも分かってくるため、送る理由がなくなります。男性は、理由がないのにおしゃべりしたり、メールしたりすることは苦手です。また、「何時に必ずメールを!」という強制もされたくはありません。そのため次第にメールの回数が減るのが自然です。
デートの回数が少ない
付き合って3か月、半年…と過ぎていくと、デートコースもマンネリしがちに。最初は頻繁に会っていたものの、ここのところ会わない期間が長いなと彼女が感じたとしても、男性はそれほど長く感じていないケースがあります。
男性にとって、あなたとの恋愛が仕事と同じように日常の一部になっていることが考えられます。もっと会いたいなら寂しさを伝えるのもよいですが、今までとは違うデートを考えるのもおすすめです。
デートを男性にまかせっきりにしないで、会いたいと思われるデートを彼女のほうから提案してみましょう。浮気などの原因でデートの回数が減っていない限りは、新鮮なデートをきっかけに、会う回数を増やすことにつながるでしょう。
忙しいという理由が増えた
恋愛をしていても、男性は恋愛だけを生活の中心に考えていません。仕事、趣味、友達などいろいろなことも同時進行で考えています。そもそも男性は、1つのことに集中して考える傾向があります。何か問題があれば、そちらを片付けて次に…、という流れを理想としていると、問題がある限りは、多忙になってしまうのです。
つまり、恋愛を挟む余裕はありません。ある程度付き合いが長くなってくると、彼の中で恋愛の優先順位が仕事の次になることも。だからといって彼女を嫌いになったのではなく、仕事では責任感を全うしたいと考えているのです。
彼氏が冷たい!とならないために気をつけること7つ
同じ服、髪型を避けて
男性は見た目を重視します。彼氏が、会いたくなるような外見を心がけましょう。ある意味でマンネリにさせない努力になりますが、やはり恋愛を続けるなら必要です。彼女からしても、毎回のデートで同じ服で現れる男性がいたとするなら、「私へのキモチが冷めているのかな?」と思ってしまいませんか。
心遣いは外見にも表れます。彼氏があなたを「新鮮だな」と、思えるコーデをいくつか考えてみましょう。
彼氏中心の生活を見直して
女性の場合は、彼氏ができると女友達をほったらかしにしてまで、彼氏にゾッコンになる人もいます。しかし彼氏からすると、「会いたい」を連呼されると、最初は可愛く見えたものの、続けばウザいと思ってしまいます。それが冷たい態度になります。
この場合は、仕事や趣味など恋愛以外に楽しめることを見つけるのがコツ。新たな分野で、「ステキだな」と彼氏を魅了させる女性になってみましょう。
彼に上から目線で注意しない
男性はどこかで女性よりリードしていたいと考えていることも。そのため、彼氏の自尊心を傷つけるような注意は極力避けたほうがよいでしょう。なにかと彼氏に注文を付けると、母親のように見えてウザいと感じてしまいます。この場合の冷たい態度は、まさに会いたくないということ。なにかを伝える時は、褒めてからお願いするのも効果的です。
奢られすぎない
デート代を当たり前のように男性持ちにしていませんか。また、奢ってもらえたら「ありがとう」を伝えているでしょうか。恋人でも夫婦でも、感謝の言葉が少なくなると、人間関係もギクシャクしてしまいます。相手に、やってもらって当たり前だと受け取られてしまうと、「正直次はないな…」と思われてしまい、冷たい態度に。ぜひ感謝の言葉は多く伝えましょう。
元カレの話題はNG
元カレの話はモメごとの原因になりますので、極力しないほうがベター。また冷たい態度を取られた時、元カレと比べるような発言も慎みましょう。男性は競争意識が強いため、元カレよりも下に見られることは屈辱でしかありません。
嬉しいサプライズを考えてみて
付き合いが長くなってきたら、記念日でも誕生日でもない日にあえてサプライズをしてみましょう。恋愛の初期のようなドキドキ感を思い出し、ふたりの距離を縮めるチャンスに。実は彼女のほうは、彼氏が冷たいと感じていても、彼氏はあまり気付いていないということも。サプライズをしかけて、「最近冷たくて寂しかった」ということを、素直に伝えてみましょう。
冷たい理由を追求しない
原因がわからなくて冷たい態度をとられてしまうと、理由を知りたくなってしまうことでしょう。そこで理由を追求しすぎると、逆効果になります。大きく考えられるのは、浮気など特定の原因を除くと、付き合いが安定していることの表れか、彼自身が気付いていないことがあげられます。
安定している証拠であるなら、彼はありのままの自分を彼女に見てもらいたいと思っています。そのため、彼自身を受け入れるという考え方に切り替えましょう。また男性は女性よりも、表情が豊かではない人も多く、冷たく見えてしまうことも。だからといって愛が冷めたわけではないのです。
さいごに
男女の恋愛の考え方の違いから、彼が冷たいと感じてしまうこともあります。付き合った当初のようなドキドキは、長く続くものではありませんが、そこからが本当の恋愛の始まりです。
慣れから冷たい態度になる男性もいますので、マンネリにならにように注意しましょう。あなた自身が会いたくなる女性に成長するのも、おすすめです。