
やっと産まれてきた我が子。喜びと同時に慣れない育児に戸惑いや悩みを抱えてしまうこともあるかと思います。
「周りのママは上手に子育てしているのに…」「ママとしての自信が持てない…」そんな辛い思いを抱えていませんか?
一人で悩みを抱えてしまうとお母さん自身の心が壊れてしまいます。
そうなる前に誰かに相談してみましょう。
ここでは子育てに行き詰ったときに無料で相談できる電話相談窓口をご紹介いたします。
目次
育児相談の電話をする前に…
育児相談の電話をする前にすべきことがあります。
以下にまとめたので参考にしてください。
育児相談の内容をまとめる
なかには「悩みを相談したのに思うような回答が得られずにショックを受けた」という人もいます。
もしかしたら、悩み事の核心をうまく相談員に伝えられなかったからかもしれません。
そのような残念なことにならぬよう、電話をかける前に相談内容をあらかじめ紙に書き出すなどしてまとめておくと良いでしょう。
まとめるポイントは以下の3つ。
- 今、自分が抱えている悩み
例:赤ちゃんが何をやっても泣きやまない 特に私が少しでも赤ちゃんの側を離れるとワーワー泣いてしまう。 - 今の自分の気持ちはどうなのか?
例:泣きやまない我が子を可愛いと思えない - 今後どのようにしたらいいのか?
例:赤ちゃんが泣きやまない原因が知りたい
また、どうしても泣きやまない場合はどうしたらいいのか?
このように自分が聞きたいことや伝えたいことを紙に書いてまとめておけば、自分が本当に教えてもらいたい回答が得られやすいので、とても効率的です。
時間に余裕がある時に電話する
電話相談は、時間に余裕があるときに行うことがポイントです。
時間がないと心にも余裕が生まれません。
時間がない中で電話するわけですから、当然伝えたいことをうまく相談員の人に伝えきれないでしょう。
そうなると相談員の方からのアドバイスもしっかりと心の中に刻まれず、結果「電話しても意味がなかった」という最悪の事態を招いてしまう可能性があります。
逆に、時間に余裕があると心にも余裕が生まれます。ゆっくりじっくりと話ができるので、今まで自分でさえ気づかなかった感情に気づくことができ、心に溜まった悩みや不満を吐き出しやすいようです。
結果的に「電話をしたことで気持ちがスッキリした」とか「的確なアドバイスをもらえた」という良い結果につながります。
電話相談をする際は、時間に余裕があるときにしましょう。
育児の無料電話相談窓口!
育児の無料電話相談窓口は地域の自治体から民間までさまざまな機関で行われています。
地域の育児相談窓口
地域には、子育て中のお母さんの悩みや相談にのってくれるところがあります。
子育て支援センター
子育て支援センターとは、保育士や看護師など子育てに関する知識や経験豊かな職員さんが常駐しており、乳幼児を連れたお母さんたちが気楽に集える場所です。
こちらで育児の悩みを相談できることができます。
子育て支援センターの良いところは、職員さんと直接会って相談できるところです。(子育て支援センターの中でも電話相談窓口がある自治体もあります)
また、お子さんとママの集うところでもあるので、ほかのママさんの交流を通して育児の悩みを相談したり、地域の子育て情報を得ることもできます。
保健センター(保健所や児童相談所)での子供相談
「うちの自治体には子育て支援センターはない」とか「たくさん人が集う場所で相談しにくい」という人にオススメなのが「保健センター」です。
地域によっては「保健所」また「児童相談所」という名称で呼ばれていたりします。
子育て相談員は、保健師や管理栄養士の資格を持っている人です。
妊娠中のお母さんや乳幼児の健康、栄養に関することの相談をしてくれます。
保健センターへの電話相談は、子育て相談は日時が決まっており、予約制のことが多いようです。
そのため、「思い立ったらすぐに相談!」というわけにはいかないようです。
民間の育児相談窓口
民間の育児相談窓口も意外と多く存在しています。
エンゼル110番
森永乳業による育児相談「エンゼル110番」 は妊娠中の人から小学校入学前までのお子さんを持つママを対象とした育児相談窓口です。}赤ちゃんの発育やしつけなど育児に関する相談全般を始め、ママ自身の悩みまで幅広く相談を受け付けています。
- 電話番号:0080-555-110(フリーダイヤル) または、03-3798-8230 をご利用ください。
- 受付時間:平日10時~14時
よりそいホットライン
子育て中のことはもちろん、夫婦関係や親子関係などいろいろなことが相談できます。}もちろん、秘密厳守なので人には相談できないことでも寄り添って聞いてもらえるでしょう。
- 電話番号:0120-279-226(フリーダイヤル)
- 受付時間:24時間対応 ・ショッピングモールなどの相談会
あなたの街の相談室
https://www.mcfh.or.jp/soudan/index.html
全国各地のデパート内のベビー用品売り場の近くに「赤ちゃん休憩室」を見かけたことはありませんか?
こちらには、保健師や助産師の資格を持つ人がいて、赤ちゃんの健康や栄養の相談を始め、身長や体重測定を無料で行ってくれます。
電話での相談はありませんが、直接会ってお話しできるため、安心感があります。
こちらのサイトにてお住いの都道府県をクリックすると開催される曜日や時間がわかります。
⇒ https://www.mcfh.or.jp/soudan/index.html
赤ちゃん本舗 栄養相談会
http://www.akachan.jp/event/eiyou.html
アカチャンホンポの店舗内では、定期的に赤ちゃんの栄養相談が行われています。
相談役は栄養士の資格を持つ人で離乳食やミルクの相談ができます。
相談日時は店舗によって違いますので最寄りのアカチャンホンポを検索し、店舗情報内の「イベントカレンダー」にてご確認ください。
⇒ http://www.akachan.jp/store/
契約している保険会社の育児相談窓口
あなたが契約している保険会社には育児相談窓口サービスがありますか?
育児相談サービスを受けられるのは、被保険者の人とその同居家族が限定のケースが多いようです。
詳しい内容については、それぞれの保険会社のHPをご覧ください。
日本生命 育児相談ほっとライン
https://www.nissay.co.jp/keiyaku/zuttomotto/heartful/care/kosodate/
オリックス保険 育児相談
http://www.orixlife.co.jp/customer/support/24h_support/
ソニー生命 育児相談
https://cs.sonylife.co.jp/lpv/pcms/sca/ct/registration/support.html
アメリカンホーム保険 育児相談
http://www.americanhome.co.jp/products/ah/service/
相談員との相性も重要
電話相談でひどいことを言われてしまうことも…
ネット上では「勇気を持って電話相談したのにひどい言い方をされた」という口コミがあったりします。
相談員も良かれと思ってアドバイスしているのでしょうが、批判や説教のような言葉をされると受け取る側からすればひどく傷つく場合があるかもしれません。
しかし、すべての相談員が同じ考えを持っているわけではありません。相談員によって対応の仕方は全く違ってきます。
相談者の心に寄り添い、真摯に対応してくれる相談員の人の方が大多数です。
たまたま、運悪くひどいことを言う相談員の人に当たったのですから、落ち込む必要はありません。
電話相談窓口は一つじゃない!
中には相談員という立場に向いていない人もいるかもしれません。
また、相談員と相談者との相性の問題も大きいかと思います。
電話相談窓口は一つではありません。
地域に密着した公的な相談窓口から民間の育児相談窓口など電話相談窓口はたくさんあります。
今回の電話相談員との相性は悪くても、ほかの相談員だったら違う対応をしてくれるかもしれません。話して気持ちがスッキリするところが必ずあるはずです。
電話相談の心配事
電話相談したいけど心配もある。そんな人もいるのでは?
「電話は匿名でできるの?」「電話相談中、赤ちゃんが泣いたらどうしよう…」ここではそんな心配事にお答えします。
匿名で相談できるの?
はい、匿名で相談できます。
これは公的電話相談でも民間でも同じこと。匿名で相談できるのは電話相談のメリットでもあります。
知人やママ友など身近な人に相談した場合、身元が分かるだけになかなか悩みが言えなかったりしますよね。
相談内容が後々どこに流れるかもわかりません。
しかし、電話相談であれば身元を明かすことなく今悩んでいることを本音で相談できます。
また、相談員には守秘義務があるので相談内容が外部に漏れる心配もないので安心です。
電話相談中に子供が泣いてしまったら?
電話相談中に子供が泣いたとしても大丈夫です。子供が泣きおさまるのを待つ、改めて電話をかけなおす、などいくらでも対処の仕方はあります。
相談員は「相談者が子育て中で大変だ」ということを十分に理解しています。
ですから、「赤ちゃんが電話相談中泣いたらどうしよう…」と心配せずに安心して電話相談してみてください。
とにかく育児が苦しい…そんな時も電話相談!
「相談したいことがまとまらない。でも、我が子と関わっていることが辛い…」そんな時でも電話相談しても良いのでしょうか?
相談したいことが分からないと相談できない?
「赤ちゃんがミルクを飲んでくれない」「夜泣きが止まらない」などはっきりとした悩みがある場合、相談内容がはっきりしているので電話しやすいかと思います。
しかし、育児の悩みがはっきりしていないのに我が子と関わっていることでストレスを溜めている場合、電話で何を話したらいいかわからず、なかなか電話をかけにくいかと思います。
育児に対して苦しいと感じたら電話してOK
「何を相談したいのか自分でも分からない。でも、とにかく我が子と関わっていることが辛くて仕方ない」という人でも電話相談はできます。
逆に相談員と話をしている中で“自分が何を求めているのか”分かってくるケースも珍しくありません。
話を聞いてもらうだけでも心が軽くなる
日常的に抱えている自分の押し殺した気持ちや思いを誰かに話すことにより、気持ちがスッキリとします。
ガマンや抑圧していると心にはゴミが溜まっていくばかり。
それを言葉によって吐き出すことで心のゴミは浄化されていくからです。
話を聞いてもらえるなら、電話相談を利用しなくても家族など身内の人であってもOKです。
しかし、「辛いのはあなただけじゃない」「母親なのだからしっかりしないさい」など批判的な言葉をもらう場合もあります。
これは身内だからこその叱咤激励なのでしょうが、育児の辛い状況で言われるとまるで自分自身を否定されているようでますます辛くなってしまいますよね。
電話相談の場合、第三者であり、育児相談のプロということから、相談者の人の気持ちに寄り添い、受け止めて聴いてくれる場合が多いです。
実際に電話で話をして心がスッキリしたというケースは非常に多いようです。
電話で育児相談するのはちょっと…という方へ
「電話相談したいけど、まだ勇気が出ない」という人はどうすればいいのでしょうか?
電話での相談は緊張する
電話相談で話をするだけで心がスッキリするというのは分かっていても、それでも知らない人と直接話をするというのは緊張するという人もいるかと思います。
いくら周りが「電話だから大丈夫」とか「緊張しなくていい」と言ったとしても本人が緊張してしまうのですから、それは仕方ないことです。
もし、電話で直接人と話すのが緊張するのであれば、メール相談という方法もあります。
メール相談ができる育児相談サイトもあるのでそちらを利用してみると良いでしょう。
こちらがメールで相談できるサイトです。
無料の育児相談サイト
ウーマンネット
女性の為のお悩み相談掲示板です。
子育てだけでなく、仕事や家族についても相談できます。
同じように悩む女性、それを乗り越えた女性の相談や解決策をみることができ、育児相談の解決のきっかけを見つけることが出来ます。
赤ちゃん&子育てインフォ
https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/index.php
日々の育児に、心配やとまどいを母子保健の各分野の第一線で活躍するその道の専門家の方々から相談やアドバイスをもらえるサイトです。
妊娠、出産、育児の悩みをメールで質問できます。
過去に質問した方々の悩みも閲覧できます。プロからのアドバイスはとても参考になるものです。
子供の悩みに関する電話相談窓口
家事育児のサポートの相談窓口(ファミサポ)
ファミリー・サポート・センター(通称:ファミサポ)は、地域において育児や介護の援助を受けたい人と支援したい人が会員となり、育児や介護について助け合う会員組織です。
アドバイザーがおり、お住まいの地域と時間帯などを照らし合わせながら条件が合う人同士を紹介します。
子育て支援の場合は、子供の預かりや送迎をしてもらえます。
一般財団法人 女性労働協会
http://www.jaaww.or.jp/research/
こちらの協会はファミリー・サポート・センターの運営支援を行っている団体です。
自分の住まいに近いサポートセンターを検索することができます。
会員登録や活動の依頼に関するご質問は、お住まいの自治体のセンターにお問い合わせください。
虐待の相談窓口
「いけないと分かっているのについ手がでてしまう」という場合、そのまま放っておくと虐待にエスカレートしてしまう恐れがあります。我が子だけでなく、自分自身を守るためにもプロからのアドバイスを受けてください。
日本子ども虐待防止民間 ネットワーク事務局
日本子どもの虐待防止民間ネットワークは全国対応で20年以上の歴史のある機関です。
子育てや虐待防止でお悩みの方にメール相談を無料で行っています。メール相談は無料です。匿名でも大丈夫です。
全国の民間虐待防止団体サイト
http://www.ccap.or.jp/10/1link.html
全国で子供虐待に取り組む団体の紹介です。
電話相談を行っている団体には●印が付いてありますのでそちらをご利用ください。
子供の食事に関する相談窓口
「離乳食を食べてくれない」「ママ以外からのミルクを受け付けない」など、赤ちゃんや幼児のミルクや離乳食などに困ったら食のプロに相談してみるといいですね。
明治乳業の赤ちゃん相談室
http://www.meiji.co.jp/baby/club/category/eat/index.html
管理栄養士さんもしくは栄養士さんという食事関わるプロが赤ちゃんの食事に関する相談やアドバイスをしてくれます。
30年以上続いてきた信頼できる相談窓口です。離乳食の進め方や授乳についての相談だけでなく、ママの栄養管理についての相談もOKです。
- 電話番号:0570-025-192
- 受付時間:10時から15時まで(平日のみ、第3火曜日はお休み)
アイクレオ 赤ちゃん相談室
http://www.icreo.co.jp/contact.html
赤ちゃんとお母さんの栄養や育児の相談を電話でお受けします。
「アイクレオ」は、母乳に近い味・色・香りを目指して作られた粉ミルクです。
アイクレオの赤ちゃん相談室では、ミルクをはじめとする赤ちゃんとママの栄養の相談や、育児の悩みに関する相談を電話で受け付けています。
- 電話相談:03-5488-8444
- 受付時間: 10:00~15:00 (土・日・祝日はお休み)
子供の病気に関する相談窓口
「夜中に急な発熱やけいれんが起きた」「授乳中に赤ちゃんを落としてしまった」など自分ではなかなか判断がつかないときはすぐここに電話を!
医療のプロが相談にのってくれます。
小児救急電話相談事業(#8000)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
休日や夜間の子供の病気にどう対応したらよいか、病院へ受診するべきか、判断に迷ったときに小児科の医師や看護婦の方による相談ができる窓口です。
全国統一の短縮電話(#8000)をプッシュすることにより、あなたが住んでいる都道府県の相談窓口に自動的に転送されて適切なアドバイスをもらえます。
- 電話番号:#8000(「#」も忘れずに)
- 受付時間:24時間対応
妊娠・出産の相談窓口
妊娠出産・子育てに関する悩みの相談先があります。
妊娠SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談
望まない妊娠や赤ちゃんの将来について不安があるなら、ぜひともこちらにご相談してください。
もちろん、妊娠や出産について何でも相談できます。
「産んでみたいけど育てられるか不安」といった妊娠中の方や「赤ちゃんも私も泣いてばかりで辛い」出産したけど育児が辛いというママまで助産師が相談にのってくれます。
- 電話番号:0120-783-449
- 受付時間:24時間対応可能
※ 電話(フリーダイヤル)だけでなく、メール相談も可能です。
まとめ
以上が育児の無料電話相談のご紹介でした。
育児で分からないことが出てきたり、お母さん自身がイライラしたり、落ち込んだり…子育ては思い通りに行かないものです。
子育てで行き詰まったとき、誰かに悩みを聞いてもらいたい時、無料で相談できる機関はたくさんあります。
上記を参考にぜひご活用ください。