
縦長でスラッと伸びた爪はあこがれますよね。
縦長の爪の秘密は「ハイポニキウム」にあることをご存知でしょうか?
ハイポニキウムを育てれば、爪のピンク色の部分が長くなり、爪先の整ったキレイな指を目指すことが出来るんです!
今回は、そんなハイポニキウムが伸びない原因と育て方の具体的な方法についてをまとめてみました。
ハイポニキウムを伸ばして、憧れの指先をゲットしましょう!
目次
ハイポニキウムとは
ハイポニキウムは別名「爪下皮(そうかひ)」とも呼ばれ、爪と指先の皮膚の間にある透明な薄い皮のような膜のことです。
ハイポニキウムは健康な爪と一緒に伸びてきて、
◆爪の中に細菌やゴミの侵入を防ぐ
◆爪と指先の皮膚をつないで爪を固定する
◆爪に水分を与えて折れにくく、健康な爪を維持する
というように、健康的な爪を維持するために大切な役割を果たしています。
爪は皮膚にべったり貼りついているわけでは無く、根元・両サイド・ハイポニキウムの4カ所が皮膚につながり固定されています。
爪とともにハイポニキウムも一緒に伸びてくると、表から見た時に爪のピンク色の部分の面積が大きくなって見た目がより女性らしい美しい爪になれますよ。
ですが、ハイポニキウムはちょっとした力で簡単にはがれてしまうので、伸ばす為には注意が必要です。
ハイポニキウムを伸ばすコツを覚えて、美しい女性らしい爪を作りましょう。
ハイポニキウムが伸びない原因
乾燥
ハイポニキウムが伸びない原因は大きく2つあります。
1つ目が爪や指先の乾燥です。
手が乾燥するとつっぱって皮膚が固くガサガサになるように、爪の内側のハイポニキウムも乾燥が進むと固くなり剥がれやすくなってしまいます。
ハイポニキウムが剥がれると爪に水分が行き渡りにくくなるので、今まで以上に爪が乾燥して爪が割れやすくなって、指先がボロボロに・・・
そんな指先の環境ではハイポニキウムが育ちにくくなってしまい、また乾燥が進むという負のサイクルに陥ってしまいます。
爪のダメージ
爪のダメージというのは、深爪をし過ぎる、家事などで指や爪先を頻繁に使う作業をするなど物理的な負荷をかけることです。
指先に負荷がかかっているとハイポニキウムが伸びにくくなり、出来たとしても小さいまま育たなくなってしまいます。
ハイポニキウムを伸ばす為のNG行動4つ
深爪をする
ハイポニキウムは指の肉と爪をくっつけて、爪を支える役割をしています。
深爪をすると、支える爪の面積が小さくなるためハイポニキウムも小さく、伸びなくなってしまいます。
ハイポニキウムを伸ばす為には深爪をしないようにしましょう。
爪を噛む癖がある人も要注意です。
手袋をするなど、噛まないように対策を取りましょう。
爪切りで切る
パチパチと切り落とす爪切りは、見た目以上に爪先に負担を与えてしまいます。
見た目ではわかりにくいのですが、爪は硬くなった皮膚が三層に重なっている構造なので爪切りで切るとその一つ一つの層にダメージを与えています。
また深爪にもなりやすく、せっかく伸びてきたハイポニキウムを剥がしてしまいかねません。
ハイポニキウムを守るためにも、爪を短くする場合には爪やすりを使用しましょう。
爪の中の汚れを無理やり取る
爪の間はどうしても汚れやすい部分なので、ハイポニキウムを伸ばしている間にも細かいゴミや汚れが挟まってしまいがちです。
爪を清潔にするためにも、毛先の柔らかいブラシで優しく汚れを取り除きましょう。
爪の中に入った汚れを爪で無理やり取ると、ハイポニキウムにダメージを与えてしまうのでやめましょう。
爪を使って作業する
シールやテープを剥がす時・缶詰のプルトップを開ける時、・調味料のキャップを押し上げる時などついつい爪をひっかけて行いがちな作業はハイポニキウムを剥がしてしまう強い力がかかってしまいます。
日常での手先の作業は「指の腹」を意識して使うようにしましょう。
ハイポニキウムを伸ばす方法
とにかく保湿する
ハイポニキウムを育てるにはとにかく指先を保湿することが大切です。
爪や指先の皮膚が潤うことで細胞がふっくら健康になって、ハイポニキウムがぐんぐん伸びるようになります。
ネイルオイルやハンドクリームを使って爪と指の間までしっかり乾燥対策をしましょう。
爪が乾燥すると、割れや二枚爪の原因にもなります。
特に爪の根元部分は乾燥しやすいので、しっかり保湿をしましょう。
爪を清潔な状態にする
爪は毛先の柔らかいブラシで毎日掃除をして清潔に保ちましょう。
爪の間は特に汚れが溜まりやすいので、雑菌の繁殖の心配や、汚れによって保湿剤の浸透が悪くなるなどのデメリットが。
手指が綺麗な状態で保湿をすれば、健康なハイポニキウムを早く育てることが出来ます。
フリーエッジを2mm以上に保つ
フリーエッジとは伸びた爪先の白い部分のこと。
ハイポニキウムを伸ばすには、このフリーエッジを少し長めに維持することがポイントです。
ぎりぎりまで短くしてしまうとハイポニキウムが伸びる余白が無くなってしまい、いつまでたっても成長してくれません。
最低でも2mm以上、出来れば手のひら側から見て爪がしっかり見えるくらいに伸ばすのがおすすめです。
爪をマッサージする
指をマッサージすることで血行が良くなり、ハイポニキウムが伸びやすくなります。
① 両手を組んで、手首側に押し込み手のひらの筋肉をほぐします。
② 爪のサイドを反対の親指と人差し指で挟んで押します。(全指行う)
③ 次に、爪の上下を反対側の親指と人差し指で挟んで押します。(全指行う)
指1本1本を、ちょっと痛気持ちいい位の力加減でマッサージするのがおすすめです。
これを両手それぞれ行いましょう。
ハイポニキウムを伸ばすネイルケア
爪をスクエアオフに整える
爪の形をきれいに整えるだけでも、女性らしい指先に近づくことが出来ますよ。
ハイポニキウムを伸ばすには、爪を四角く整える「スクエアオフ」がおすすめです。
爪全体の面積を大きく維持することが出来るので爪の裏にハイポニキウムが伸びるスペースを広く作ることが出来ます。
また、爪先のダメージも軽減することが出来る形です。
爪を整える際には爪切りではなく爪やすりを使って長さや形を整えましょう。
爪の甘皮処理をする
爪の甘皮ケアを定期的に行うことで、より爪を長く、美しく伸ばすことが出来ます。
キューティクルリムーバーか、なければハンドクリームで甘皮を柔らかくした後、プッシャーで優しく押し上ればきれいにケアすることが出来ますよ。
甘皮を処理した後は爪周りにオイルやクリームでしっかり保湿を忘れずに行いましょう。
ベースコートを使う
伸ばしている途中で爪が割れてしまう、ジェルネイルのやり過ぎで薄くて欠けてしまう人は爪を強化するベースコートや爪のハードナーを使ってケアすると爪を丈夫に伸ばすことが出来ます。
ベースコートに頼らずに自爪を強くすることがハイポニキウムを伸ばす為には最も大事なことですが、爪が傷んでいる状態をそのままにするのはあまり良くないので、しっかりケアをしてあげてくださいね。
ハイポニキウムが伸びる期間の目安
個人差はありますが、ハイポニキウムが伸びてくるまでには2、3か月~1年くらいかかります。
ハイポニキウムは爪が伸びる時に一緒に伸びてくるものなので、目に見える大きさまで成長させるにはある程度の期間が必要です。
健康で丈夫な爪でなければちょっとしたダメージですぐにはがれてしまうので、日常からの保湿&健康な爪作りをしていきましょう。
ハイポニキウムを伸ばすにはネイルオイルだけじゃダメ
爪そのものが弱いとハイポニキウムは伸びない
ハイポニキウムを伸ばす為にオイルやクリームを使って保湿することは大切なことです。
ただ、そもそもハイポニキウムは「健康的状態で生えてくる爪」と一緒に伸びてくるものなので、爪そのものが弱っているのであれば爪の健康状態から見直さなければいけません。
爪は体の栄養状態のバロメーターとも言われていて、ケアをしているにも関わらずハイポニキウムが伸びない場合は、普段の生活習慣で爪に必要な栄養素が足りていないことが考えられます。
ハイポニキウムを早くきれいに伸ばす為にはケアも大切ですが、まずは爪の健康状態を正常に戻すことが近道です。
爪を強くするおすすめサプリ
ハイポニキウムを早く伸ばす為に、飲むだけで爪に必要な栄養素を摂れるサプリメントで体内から爪を丈夫にしてあげましょう。
おすすめはプロのネイリスト達も愛用しているNailly【ネイリー】というネイルケア専用サプリ。
通常使われる結晶性シリカの60分の1という大きさの高い吸収性が期待できる「植物性シリカ」を贅沢に使用したサプリです。
シリカ(ケイ素)は爪のコラーゲンやエラスチンを結び付けて強く割れにくくしたり、ヒアルロン酸を構成して潤いのある爪を作ったりなど健康な爪の形成に欠かせない成分です。
さらに、爪の主成分であるコラーゲンペプチドやプレケラチン、爪を強化するビオチンや亜鉛など、爪に欠かせない9種類の成分を配合。
爪を補修しながら潤いを与えて、健康な美爪に導いてくれます。
原料全てを天然由来成分であることに徹底的にこだわり、安全性にも配慮されているのが嬉しいですね。
Nailly(ネイリー)の全成分
スギナ(植物性シリカ)、酵母(亜鉛含有)、コラーゲンペプチド、ローズヒップ末、L-シスチン、貝殻末焼成カルシウム、ビタミンB1含有酵母、硬化ナタネ油、ビオチン含有酵母、N‐アセチルグルコサミン/結晶セルロース、プルラン
ネイリーの主成分であるケイ素は、食事ではなかなか摂取することが難しい成分です。
サプリメントなら食事で爪に必要な栄養素を毎日摂り続けるよりも早いし、安上がりで済みますよ。
爪が健康な状態で生えるようになれば、ハイポニキウムもみるみる長く伸びるようになります。
また、爪のサプリを摂ると肌や髪もハリツヤを与えてくれる効果が期待できるので全身美容が出来るので一石二鳥ですよ。
ハイポニキウムが剥がれた時は?
ハイポニキウムが剥がれる原因
ハイポニキウムが爪から剥がれてしまう原因は、
① 物理的要因
爪を引っかける・爪をぶつける・爪先を押すように力をかけるなど物理的なダメ―ジをかけ過ぎた場合、剥がれてしまうことがあります。
② 爪の疾患
物理的な衝撃が爪にかかっていないにも関わらず剥がれてしまう場合には、爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)や爪白癬(爪水虫)、または内臓疾患の可能性が考えられます。
明らかに通常と異なる爪の形になりやすい場合は一度皮膚科に相談をしに行きましょう。
剥がれた時の対処法
爪と皮膚の間が剥がれている場合は、爪を再度引っかけて悪化させることが無いよう爪を一度短めに整えると良いでしょう。
しっかり保湿をしてあげることでくっつく場合があります。
食器洗いや風呂場の掃除など、脱脂力の強い家庭用洗剤を使うと乾燥が進みせっかく治ってきたのにまた剥がれた、ということが起こりがちなのでゴム手袋を使うなど乾燥対策をしっかり行いましょう。
さいごに
ハイポニキウムを伸ばすには一朝一夕とはいかず、しっかり保湿ケアや爪先のダメージから守り続けるなどちょっとした努力が必要です。
まずは健康な爪である事が条件なので、爪が割れやすい、薄いなどのトラブルがある場合は丈夫な爪が生えてくるような食事の見直しや、サプリを使っての栄養補給をするところから始めましょう。
爪が健康になればスラッとした女性らしい指先になるのはもちろん、肌や髪まで体の内側から素敵な女性を目指すことが出来ますよ!