
便秘になると太るってよく聞きませんか?なぜ便秘になると太ると言われているのでしょう。
実は、健康的にきれいに痩せるためには、腸内環境が大きく関係しているのです!
ダイエットをしてもなかなか体重が減らずに苦しんでいるのなら、もしかしたら、便秘が原因かもしれません。
今回は便秘になると太ると言われる原因と、その解消法をご紹介いたします。腸内美人になって、健康的に痩せましょう!
目次
便秘になると太るというのは本当?
便秘が続くと、ぽっこりお腹になり見た目で太っていると感じやすくなります。また、便秘が続くことで体重増加を実感されている方も多くいらっしゃるようです。
腸に便が溜まってしまうことによる見た目の変化だけでなく、便秘が続くことで本当に太るのでしょうか?
便は重たい!
人間は一日に100~300gの便を出します。しかし、1週間便秘が続けば、1kg前後の便が溜まっている状態になりますので、当然それだけ体重は重くなります。
便秘になると太りやすい体質になる!
便が溜まっているぽっこりお腹の場合であれば便を出すことで改善しますが、便秘が続くと体は太りやすい体へと変化します。
便秘になると絶対に太る!というわけではありませんが、運動してもなかなか痩せない、食べすぎとすぐ体重が増えて、なかなか落ちない、など、便秘によって太りやすい体になってしまうので、便秘解消、食事や運動に気を付けないとみるみる太ってしまいます。
便秘になると太る原因とは?
腸が栄養を吸収し続ける
口から摂取した食べ物は胃でとかされた後、小腸、大腸で栄養分を吸収します。この時、便秘になってしまうと、体の中にある食べ物から栄養を吸収する時間が長くなります。栄養が増えれば当然体に蓄えられるエネルギーも増えます。
便秘の人とそうでない人が同じ量の食事をとった場合、便秘の人の方がエネルギーを多く摂取してしまうということです。もちろん、そのエネルギーを消費するために必要な運動量も便秘しない人よりも必要になります。
便秘になるだけで、同じものを食べてもエネルギーの摂りすぎになるので、運動等で消費しなければ余ったエネルギーは脂肪として体に蓄えられてしまうため太ってしまうのです。
腸機能が低下する
便が常に腸に溜まるようになると、腸の動きが悪くなり腸機能が低下してしまいます。
腸で栄養を吸収した後、体で使うエネルギーに変換する機能も低下し、消費するためのエネルギーではなく、体に蓄えるエネルギー、つまり脂肪に変わりやすくなってしまうのです。
また、腸が便を排出するための動きであるぜん動運動が鈍くなり、より便秘を悪化させてしまいます。
代謝が低下する
便からは体に有害な毒素を発生させます。体に有害…といっても、便が毎日出ていれば体内で処理できる程度の毒素しか残らず、体に害が及ぶことはありません。しかし、便が長い間腸にとどまることで、便から発生した毒素が血液等に乗って体中を巡ってしまうのです。
体の中に毒素が増えると代謝の低下につながり、痩せにくい太りやすい体になってしまいます。
太るだけではない!便秘の放置はこんなに危険!
お腹が張る、痛い
便が腸に詰まった状態が続くと強い腹痛やお腹が張って気持ちが悪いなどの不快感がでます。出しやすい便というのは程よく水分を含んでいますが、長く腸内にとどまっている便は水分も根こそぎ吸収されてしまうので、硬い便になってしまいます。硬い便になると便もスムーズに出なくなり、お腹が張ってしまう、痛いといった症状もなかなか改善できなくなってしまいます。
痔になる
水分を吸収されカチカチに硬くなった便は、肛門を無理やり押し広げながら出てくるため、肛門、肛門周りを傷つけます。便秘によってスムーズな排泄ができなくなることで、切れ痔、いぼ痔、痔ろうなどになりやすくなります。
痔になると排便時の痛みなどによってさらに排便が苦痛になり便秘を悪化させてしまいます。
息や体臭が臭くなる
腸に溜まった便から排出された毒素は血液にのって体中をめぐり、汗や皮脂と一緒に皮膚から排出されます。この毒素によって体臭が臭くなることがあります。
また、腸は口とつながっていますから、口臭が臭くなる場合もあり、便秘が続くと体中から便のにおいがするようになってしまうのです。
肌トラブルをおこす
腸内の便から発生した毒素が体中をめぐり、皮膚から排出されることでニキビなどの肌トラブルを引き起こしてしまいます。特に消化器系のトラブルの場合は口周り、あご、フェイスラインなどに肌トラブルが起きやすくなります。
便秘を解消する方法!
便秘知らずの健康な体は、エネルギーの代謝が良く、デトックスもスムーズに行われるので、脂肪を溜めにくい痩せやすく太りにくい体作りの基本となります。
便秘解消法を知って、太る体から痩せる体へと変身しましょう!
水分をたくさんとる
人間の腸は7~9mあります。硬い便ではこの長い腸をスムーズに通ることができません。便を柔らかくして、腸内をスムーズに通過できるように水分は多く摂取するようにしましょう。水や麦茶などなるべく水分、カフェインの入っていない飲み物を多くとるようにしましょう。便秘知らずの体になるには、一日2リットルほどの水分が必要となります。一度にたくさん飲む必要はありませんので、こまめな水分補給で便を出しやすくしましょう。
牛乳、油を飲む
水分を多くとるだけでなく、牛乳などの脂肪分の多い飲み物やオリーブオイルなどの油を食事と一緒に飲むことで、便をまとめ、滑りを良くして便の排泄をスムーズにすることが出来ます。
みすぎはカロリーオーバーの原因になりますので、牛乳ならコップ1杯、オリーブオイルなら大さじ1杯が目安です。
運動をして腸を動かす
便秘の人は運動不足の方がとても多いです。これは、体を動かさないので腸も動かされず、腸の動きが悪くなっていることが原因の場合があります。便秘が続く場合には、できるだけ体を動かして、腸の動きをサポートしてあげましょう。
腰回しや大股で歩くなど、その程度の軽い運動でも腸は十分に刺激されます。ながら運動や合間運動でも構いませんので、できるだけ時間を見つけて体を動かすようにしましょう。
水溶性食物繊維を食べる
食物繊維の中でも、水溶性食物繊維は水に溶ける性質を持つ食物繊維で、便を柔らかくして排便しやすくします。
水溶性食物繊維を多く含む食材は…
- エシャロット
- ごぼう
- 納豆
- りんご等の果物
- 山芋
- オクラ
などがあります。最近は水溶性食物繊維の摂取が少なく、便秘になりやすいとされていますので是非意識的に摂取するようにしましょう。
規則正しい生活をする
生活習慣の乱れは、腸の動きを左右する自律神経の乱れとなり、便秘を引き起こす原因となります。十分な睡眠時間、暴飲暴食を避け、バランスの良い食事をとるなど、規則正しい生活が正常な腸活動には大切です。少しでも長く睡眠時間を確保する、サラダを一品足して栄養バランスを良くするなど、小さなことから初めて、理想の生活習慣を目指しましょう。
腸内環境を良くする
腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌と呼ばれる菌が働いています。悪玉菌が増えてしまうと、腸機能が低下して便秘になりやすくなってしまいます。腸内環境を整えるためには善玉菌を増やす必要があります。
善玉菌を増やすには、規則正しい生活に加え、オリゴ糖や乳酸菌、生酵素などを使って、善玉菌のサポートをしてあげることがおすすめです。
便秘解消マッサージをする
お臍を中心に「の」の字を書くようにマッサージをすると、腸を動かして便を出しやすくします。便秘中などの便がなかなか出ないときは是非試してみてください。
この「の」の字マッサージは座ったままでも良いですが、場所があるのであれば仰向けになって行うのがおすすめです。
手のひらの付け根付近で、少しお腹を押しながらマッサージしましょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
便秘は放置してしまうと太りやすい体質になってしまうだけでなく、口臭体臭、肌トラブルなど様々な体の不調につながります。できるだけ早く対策をして、体を正常に戻しましょう!
しかし、便秘をしない快便体質になるには日々の地道な努力が必要です。
腸内環境改善は一日にしてならず…毎日コツコツと便秘対策をして、毎日スッキリできる体作りで、痩せやすい体を手に入れましょう!
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